風化していく記憶

編集部ブログ

「あれ、終戦記念日っていつだっけ」 新聞受けをのぞき込んで、思わずそうつぶやいてしまいました。我が家に届いている三紙のうち、一面で戦争の話題を大きく取り上げているのは一紙だけ。残る二紙はリオデジャネイロオリンピックや訪日…

東京へ、お家芸復活なるか

編集部ブログ

「夢がかなった。歴史に名を刻んだんですね」。リオ五輪・柔道男子90キロ級で金メダリストとなったベイカー茉秋選手の言葉です。その裏で次の東京五輪への闘志を燃やす選手もいます。60キロ級で銅メダルを獲得した高藤直寿選手は「悔…

「産学連携」、いっそう盛んに

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 私が中学生の頃は、「日本の産業の空洞化が進んでいる」というのは社会の教科書の決まり文句でした。ところが、何年か後には、古い言葉になっているかもしれません。今日の日本経済新聞の一面記事は、企業の研究拠点が国内に回帰しつつ…

初めての「山の日」

編集部ブログ

本日8月11日は、今年のカレンダーから「赤」の日になりました。そう、「山の日」です。「海はあるのに、なぜ山はないのか」。山岳団体などの意見を受けて制定されました。「国民の祝日に関する法律」では、「山に親しむ機会を得て、山…

マイナー競技にも光を

編集部ブログ

6日に開幕した、リオデジャネイロオリンピック。新聞を開くと一際目を惹くのは、大きな写真の数々です。一カットの中に、どのような想いとストーリーがこめられているのだろう、そんなことを考えながら一枚、一枚眺めています。  連日…

忘れてはいけない夏

編集部ブログ

学期末試験も終わり、散らかった部屋を片付けていると中学1年生の夏の自由研究が見つかりました。作品名は「長崎の名所」です。家族旅行で日本二十六聖人殉教地やグラバー園など様々な名所を訪れました。 原爆のことを知らず、観光名所…

0.08グラムの景色

編集部ブログ

フランス人の友人が8月下旬に来日します。どんなことをしたいか前もって尋ねてみました。落語を聞いたり、アニメイトで買い物をしたり、とリクエストは絶えません。特に、彼女が熱い視線を送るのは線香花火。海外ではこうした手持ち花火…

東京五輪で終わらせない

編集部ブログ

テレビの前で釘付けになっていました。ソフトボール上野由岐子投手の気迫のこもった力投に、感銘を受けた人は筆者だけではないでしょう。北京五輪の決勝トーナメント。2日間で3試合413球を投げぬき、日本を悲願の優勝に導いたその勇…