熊本県五木村(いつきむら)は県南部に位置し、村の94%を森林が占める。隣接する自治体からこの村の中心地に向かう場合、カーブの多い山道を通らなければならない。先月18日、私は八代市から県道25号などを通って車で行ったが、1…
投稿者: N I
私たちは被災者の感情をどれだけ正確に知っているだろう?
編集部ブログ2020年7月、長期にわたり梅雨前線が本州付近に停滞し、東北地方から西日本にかけての広い範囲に記録的な大雨をもたらした。熊本県内の死者は65人、負傷者は47人だった。これまで、県内の人吉市や球磨村など26市町村で災害救助…
意外と知らない「駅メロ」の世界
編集部ブログ「駅メロ」をご存じだろうか。名前は知らなくても、関東の人は曲を耳にしていると思う。駅メロは発車を知らせるために駅のスピーカーから鳴らされる音楽。7秒ほどと短い。利用者はこれを聴くとそろそろドアが閉まるということを認識して…
【特集】「まだ大丈夫だと思いたい」 生活保護を拒む感情
特集記事私は、前回の記事で、大阪の釜ヶ崎地区で生活する人々への10万円給付について取り上げた。これを読んだ人のなかには、釜ヶ崎の不安定生活者が常にお金に飢えていて、可能な限りもらいたがっているという印象を受けた方もいるかもしれな…
“難局を乗り越えるため”の10万円給付 問われる国の本気度
編集部ブログマスコミは大都市の新型コロナの新規感染者数や死者数を大々的に報じてきた。そして、累計の死者数は本日時点で大阪府は3054人。一方、東京都は3156人だ。東京の人口が大阪の約1.6倍であることを考えれば、大阪がいかにコロナ…
軍事増強 後世を意識した決断を
編集部ブログ先週金曜日の有明海。例年なら海苔を養殖するための網を張る作業が行われている時期だが、今年は気温が高くてまだ取り掛かれない。 港では、次の週の海苔の種付け解禁に向けて、着々と準備が進められていた。「オーライ、オーライ」とい…
制度的課題が多い太陽光発電事業
編集部ブログ部屋の掃除をしていたら、小学校6年生の時に購入した太陽光パネルが出てきた。最近は全然使っていないので、うっすらほこりをかぶっている。パネルの表面の汚れは発電効率に直結する。傷がつかないように気を付けながら丁寧に拭き取った…
なぜ旅をするのか? 北海道で14km歩いて思ったこと
編集部ブログ列車を降りると、ホーム上に設けられた看板の「北緯45度の町 ほろのべ」という文字が目に飛び込んできた。ここは北海道のJR宗谷本線幌延駅。札幌から北に約220kmのところにある。「え、こんなに北まで来たのに、まだ北半球のど…
財政破綻したまち・夕張 それでも住み続ける人々
編集部ブログ京都市は5月、財政再生団体に2028年度にも転落する恐れがあるとして、収支を改善するための行財政改革案を公表した。財政再生団体とは、財政状況が著しく悪化し、事実上、国の管理のもと再建に取り組む地方自治体のことである。「実…
諫早湾干拓事業にみるマスコミの役割と課題
編集部ブログ見渡す限り自然の生態系を身近に感じられるビオトープ、その奥には田畑が広がっている。ここは30年前までは海の底だった。 長崎県諫早(いさはや)市。諫早湾干拓事業で堤防の内側の水が抜かれ、干し上げられた。こうして新たにできた…