包丁で指を切る。最初は特になんともなかったのに、溢れる血を見た瞬間に痛みに気づく。そんな経験はないだろうか。実際に痛ましい光景を目の当たりにして、人は初めて「認識」する。逆にいえば、それまでは気に留めてさえいないこともあ…
国際
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なぜプーチンは戦争を好むのか
編集部ブログ戦争が始まってから3週間が経過しました。当初はキエフが数日で陥落することが予想されたものの、ウクライナ軍は現在も持ち堪えています。戦線は膠着した状態で、民間人の犠牲を伴う消耗戦の様相を呈してきました。誰も得しない勝者なき…
言葉を、議論を封じるな ロシア報道統制
編集部ブログ言葉には、力があります。 発信する立場になり、一つ一つの言葉の選び方や文の構成が、どれだけ読者の受ける印象を変えるのか痛感するようになりました。新聞を読むことで、一つの記事が人の心や行動を大きく動かすことを…
学習塾禁止した中国 受験競争は緩和されたのか
編集部ブログ昨日、北京で全国人民代表大会(全人代)が開幕しました。今回は、秋に予定されている5年に1度の共産党大会に向けた地ならしと目されています。3期目を目前に控える習近平政権は、どんな国家運営の計画を発表するのでしょうか。隣国の…
「誰も戦争を望んでいない」プーチン≠ロシアによって変わる概念
編集部ブログ世界各地から学生が集まるロンドンの語学学校は、今思うととても不思議な空間でした。戦争の敵も味方も関係なく、皆一つ同じ屋根の下で教育を受けます。 当時はウクライナ人とロシア人が放課後一緒に卓球をするのはよくある光景でしたし…
ウクライナ侵攻、現地の日本人記者が送ってくる写真や記事が読みたい
編集部ブログ連日、ウクライナ侵攻に関するニュースが報じられています。凄惨な戦地の様子を伝える写真のキャプションを見ると、APやロイター通信の記者が撮影した写真であることが分かります。英BBCやロシアのタス通信、ベラルーシのベルタ通信…
現実か?おとぎ話か?あまりにもリアルな独裁者フィルの話
編集部ブログTwitterのハッシュタグ機能で読みたい本を見つけるのにはまっています。「#読書記録」、「#読了」などで検索すると、本の表紙や読み終えた感想が次から次へと流れてきます。『短くて恐ろしいフィルの時代』もその中から見つけま…
東京ジャーミィで学ぶイスラムの文化
編集部ブログここはトルコではありません。東京都渋谷区の代々木上原です。トルコ人によって、全てトルコの資材で建築された日本最大のモスク「東京ジャーミィ」が、この地にあります。 1917年に起きたロシア革命の後、ロシアのイスラム教徒はさ…
土葬へ「反対」 決め手は周りの状況?
編集部ブログ少し振り向くと由布岳が広がっている。足元には、昨日降った雪がまだ少し残っていた。日中でも凍えるような寒さ。私がいるのは大分県日出町(ひじまち)のとある用水池。見た目は普通のため池だが、実は論争の種になっている。 イスラム…
ロシア対ウクライナ 戦争の行方は
編集部ブログ(※以下は、日本時間23日20時頃に執筆した内容です) ついに戦端の火蓋が切られました。ロシアのプーチン大統領は21日、ドネツクとルガンスクの独立を承認する大統領令に署名したうえで、同地域の平和維持を目的とするロシア軍の…