小池都知事にまだ期待できない僕

昨日の投稿とは異なり、筆者は小池百合子氏の手腕に疑問を抱いています。

来月22日に行われる衆議院選挙。小池都知事率いる「希望の党」が誕生したことで、選挙戦の構図が大きく変わりそうです。本日、各紙は一面で野党第一党の民進党が希望の党に合流すること報じましたが、その報じ方は微妙に異なります。

民進の「希望」合流 提案へ(朝日新聞)
民進、希望に合流へ(日本経済新聞)
民進分裂へ(読売新聞)

以前、蓮舫氏が民進党代表をやめたとき、「しっかりとした与党と、それに対抗できる野党」を求めていることを述べました(二大政党制を再び目指して)。その後も幹事長候補の山尾氏が不倫騒動で離党するなど低迷していました。それでも、野党第一党として立て直しを図るのではと淡い期待を寄せていたのですが、都知事選以降ずっと続いている小池人気にすがる結果となりました。

そもそも、希望の党はまだホームページがありません。民進党や維新の会などは、ここまでの動きから、大まかな主義主張が予測できますが、それができないのです。我々大学生の有権者は、あくまでも「政策」を見極めたいとあらたにすで何度も主張されていますが、今のところ分かっているのは「脱原発」と「消費税増税反対」です。これでは、一票を投じる気にはなれません。

都議会選挙の時は、各候補が「都民ファーストの会」という党名に頼りきった選挙戦を見て、投票先がないという不満を述べましたが(行く気にならない都議会選挙)、今回も同じ状況になりつつあります。解散総選挙という政治を真剣に考える時期だからこそ、「現政権への不満の受け皿」ではなく政策が優れている政党を目指してほしいです。

参考記事:

29日付 朝日新聞(東京14版)1面(総合)「民進の「希望」合流 提案へ」

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同日付 日本経済新聞(東京14版)1面(総合)「民進、希望に合流へ」

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同日付 読売新聞(東京14版)1面(総合)「民進分裂へ」

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