バルカン半島、東欧、中東。戦後70年を迎える2015年現在の世界には、これらの地域を頂点とする「混沌の三角形」が出来上がりつつあります。緊縮財政を迫る欧州連合(EU)への不満、国策の方針を巡る国内対立、新たなテロ組織の台…
投稿者: T T
「教訓が残った」なんて言えない
編集部ブログこれまで様々な議論がなされてきました。テロへの姿勢、日本政府の対応、ヨルダンとの交渉。時には、人質の「自己責任論」まで議題にあがりました。 私はいま、それらを振り返って本当に不毛だったと感じています。 過激派組織「イスラ…
震災について思うことを書いてみた
編集部ブログ前日は父親の誕生日。ケーキで祝い晩酌を交わした後、両親は床に就きました。1995年1月17日、兵庫・尼崎。大きな揺れが私たち家族を襲いました。酔いも抜けきらない父親は、身を挺して私と兄を守りました─。阪神・淡路大震災の話…
テロの衝撃 「日本」「日本人」ができること
編集部ブログ7日に発生したフランスの新聞社襲撃事件。逃亡を続けていた実行犯2人は9日、特殊部隊によって射殺されました。事件は終結しましたが、12人が殺害された「言論・表現の自由」への挑戦に衝撃が広がっています。 フランスのオランド大…
戦後70年を学び、戦後70年から学ぶ
編集部ブログゴーストライター、STAP細胞、号泣県議に総選挙…。色々なことがあった2014年が終わり、2015年がスタートしました。戦後70年の節目を迎え、各紙は新年早々、特集を組んでいます。 朝日新聞は日系アメリカ人に焦点を当て、…
政策よりも政局を優先した選挙
編集部ブログ何だかよく分かりません。自公は議席を1つ伸ばし、ほとんど現状維持の状態。一方、民主は14も議席を増やし、野党第1党の座を守りました。いったい真の勝者は誰なのでしょうか。 重い信任を政策遂行に生かせ(読売新聞) 「多弱」に…
「戦争が起こる」は杞憂か
編集部ブログ1941年12月8日未明、日本は真珠湾への奇襲攻撃を仕掛けました。太平洋戦争がスタートした瞬間です。あれから73年、日本は過ちを繰り返すことなく、きょうを迎えることができました。 先月亡くなられた俳優の菅原文太さんは晩年…
キング牧師は何を思う─ファーガソン黒人暴動
編集部ブログ人種差別撤廃に非暴力の姿勢を貫き、60年代の公民権運動の立役者となったキング牧師。キング牧師がノーベル平和賞を受賞して半世紀、彼は今回の暴動をどう見ているのでしょうか。 アメリカ中西部に位置するミズーリ州・ファーガソン。…
「一票」について考える
編集部ブログ今週日曜日の沖縄県知事選挙に隠れて、実は12の県で知事選・市長選がありました。その中でひときわ投票率の低さが目立つものがありました。 「25.69%」 尼崎(兵庫)市長選の投票率です。結果は現職の女性市長の再選でした。他…
「解散するの?消費増税するの?」─新聞の読み方
編集部ブログ安倍晋三首相が不在の国内ではいま、年内の衆院解散・総選挙の実施が取り沙汰されています。各紙は1面で与野党の動向を伝え、公示・投開票日の日程なども詳報しています。記事を読んでいると「解散ありき」な印象を受けます。果たして本…