【特集】京アニと真剣に向き合った3日間。

・Day3 ~京アニ渾身の作品に触れる~

最後に、京アニが製作を手掛けた「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-」を観に行きました。9月6日から上映が開始され、当初は2週間限定を予定していましたが、4週目以降も上映されることになりました。

(「ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝」ポスター/筆者撮影/9月27日/MOVIX京都)

パンフレットが欲しかったのですが、すでに配布は終了していました。予想を遥かに越える人が、劇場に来たのでしょう。上映までの時間が、こんなにも待ち遠しいのは初めてでした。

やっと時間になり、早速鑑賞しました。内容はさる事ながら、非常に驚いたのは「光の表現」です。葉っぱが風になびく様子や、髪の毛の質感など、アニメで表現できる域を超えています。繊細な線が編み出す空間。そこには美しさと力強さが伝わってきます。

こんなにも素晴らしいアニメをありがとう!

そう感謝を伝えたくても、できないという現実。映画の内容とその背景にある現状が、心を強く打ち、涙が止まりませんでした。

また、エンドロールには監督の希望により、犠牲者の特掲はなく、「スタッフの生きた証」として制作に参加した全員の名前が掲載されました。最後の最後まで、愛情に満ち溢れた作品です。全国で上映されているので、ぜひ劇場で観てみてください。

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