【特集】京アニと真剣に向き合った3日間。

・Day2 ~宇治にて聖地巡礼~

「京アニに関連するものが宇治市観光センターにある」という情報を得たので、後日、平等院の隣に位置する観光センターへ行きました。施設の職員さんに案内して頂き、あるノートを紹介してくれました。

(宇治市観光センターの交流ノート/筆者撮影/9月26日)

その名も「響け♪みんなの交流楽譜」。これは京アニの代表作「響け♪ユーフォニアム」から取ったものらしく、すでに37冊目を迎えました。ページをめくると5線譜が並び、楽譜上にファンの熱いコメントが綴られています。印象的だったのが、仙台や愛媛など全国から来ている人が多かったことです。

もう一つ教えてくれたのは「舞台めぐり」というアプリ。おすすめされたのでダウンロードし、実際に聖地巡礼をしてみました。使い方は、まず目的のアニメを選択。するとマップに聖地がピンで表示されます。その場所でキャラクターと写真を撮ると、巡礼済みの旗が立ちます。

(「舞台めぐり」の使用例/筆者撮影/9月26日/宇治橋)

なかでも印象深いのは宇治神社です。ここでは「京都アニメーション復興祈願絵馬」を奉納する場所が置かれています。日時不定の復興祈願祭を行う際に、御神前へ奉納するそうです。また、かかっている絵馬を見ると、願い事だけでなく、アニメのキャラクターも描かれており、何とも不思議な光景でした。

1日中歩き続けて、宇治市のイメージが大きく変わりました。平等院や宇治抹茶というフレーズから、伝統を守るという印象が強かったので驚きでした。まさに新と旧が混ざった魅力的な街。国内外からの人気が高い要因に、アニメの影響が大きいかもしれません。

また、観光センターでは募金箱が置かれています。宇治を観光する予定のある方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか。

特集記事 編集部ブログ