ネットで広まれ!麻雀の輪

皆さんは麻雀にどんな印象を持っていますか?

私は麻雀が好きです。時節、友人と家や雀荘に集まって打っています。麻雀をたしなむ人の年齢層は幅広く、雀荘でも年配の方がお茶を飲みながら楽しそうに打っている姿を見かけます。

麻雀は指定の役(牌の組み合わせ)を作り、得点を稼ぐゲームです。最も早く役を作り上げた人のみが点を得ることができます。戦略、推理力と駆け引き、そして運が必要です。スリルもあります。

しかし、麻雀が好きだと告げると顔をしかめる人も少なくありません。特に、女子が打てる場合はなおさらです。

私も以前は、タバコや賭けといったものと切り離せない危険な印象を持っていました。

麻雀の健全なイメージを広げようと2016年にアベマTVでプロの対局の放送が始まりました。プロ同士の対局は参考になり、手に汗にぎる展開につい夢中になってしまいます。この配信は好評で、ネットで麻雀を観戦する文化が広まりました。そして、昨年10月にプロリーグ「Mリーグ」が設立されました。

Mリーグの試合の模様もネットで配信されています。その会場は清潔感があり、スタイリッシュです。そして、アナウンサーの実況も随時入り、さながらスポーツ観戦をしているかのようです。

ネットでは近年、観るスポーツの人気が高まっています。2018年流行語の「eスポーツ」もそうです。

ネットの波及力を有効活用し、競技へのイメージを変える。それは、競技人口の増加にもつながります。

現在、ネットの活用は室内の頭脳戦に広まりが見られますが、スポーツでも応用できるはずです。オリンピック種目であっても、国内でマイナーな競技はテレビで配信される機会は非常に少ないです。

例えば、ボート競技のレースの模様がテレビで全国的に放送されるのは年に1度、1時間のみです。時間の制約のため、取り上げられる種目も非常に限られています。

競技を知らない人にも興味を持ってもらえるような見せ方の工夫は必要です。今後、国内マイナー競技でもネットの活用が進むと面白いと感じます。

参考記事:
10日付 読売新聞朝刊(大阪13版)30面(社会)「麻雀 人気ハネた」