将来の子育て、考えていますか?

就活生の皆さん、「職業選びの軸」は何ですか。

冬季インターンシップの応募が始まり、選考を受ける業界を絞り始める時期かと思います。その中で自分の「軸」を考えるのは避けては通れないのではないでしょうか。

友人と就活の話題になった際、驚いたことがあります。

「将来的に結婚も出産もしたい。ただし、妊娠、出産、子育ては自分のキャリアに穴を作る。職場を離れても自分が社会から求められるように、妊娠までに自分自身の市場価値を高めたい。そのために、早い段階から活躍できる職業につくことを就活の軸に置く。」

彼女のように出産及び子育ての期間をキャリアの「穴」と考える女子学生は少なくありません。男性の育休取得の促進などが進められていますが、職業を決める段階で女子と同様に考えている男子学生は少数なのではないでしょうか。

私も女性に生まれたからには、子供を産み育てたいと思います。その上で、仕事も続けていきたい。そのためには、やはり男性の協力が必要不可欠だと感じます。

私の母は専業主婦です。学校から帰ると必ず家には母がいておやつを用意し、夕食を作っていました。習い事の送り迎えも母がしてくれていました。

そのため、共働きの家庭の様子の想像がつきません。自分が仕事を続ける以上、母が私にしてくれたことと同じことを子供にしてあげることは出来ません。将来、子育てと仕事の両立ができるのか不安はつきません。

私にとって「家族留学」は魅力的に思えました。

これは、子育て中の共働き家庭を学生が1日訪問する活動です。キャリア支援を行う「manma(マンマ)」が始めました。両立のイメージを深め、学生の不安解消につなげる目的があります。

就活の中で、実際に社員が子育てと仕事をどのように両立しているのかという情報を得るのは難しいと感じます。私のように共働きでない家庭に育った人にとって両立は未知の領域です。また、共働き家庭に育った人にとっても親と同じようにできるのか不安は募ると思います。

学生の間に男女ともにイメージを持っていれば、実際に働き始めてもお互いに自然と「協力」する姿勢が築けるのではないでしょうか。

私もぜひ家族留学に参加してみたいと思います。

参考記事:

13日付 読売新聞朝刊(大阪13版)21面(くらし)「「両立したい」学生に定着」