表紙から昆虫が消えた

ジャポニカ学習帳、小学生のころお世話になった人も多いのではないでしょうか。その表紙が私たちが小学生の頃と変わっていること、ご存知ですか。

文具メーカー「ショウワノート」のジャポニカ学習帳は、学年や科目ごとに異なる約50種類が販売されています。商品の形に商標権を認める「立体商標」として認められるなど、抜群の知名度を誇り、来年には45周年を迎える同社の看板商品です。ジャポニカ学習帳の特徴の一つが表紙を飾る写真の数々。1978年以降、カメラマンの山口進さんが撮影したものが使われています。

ところが、2012年から表紙の写真に昆虫は使われなくなりました。きっかけは同社に寄せられたこんな意見。「娘が昆虫写真が苦手でノートを持てないと言っている」「表紙だと閉じることもできなくて困る」保護者だけでなく教師からも同じような声が上がりました。同社の担当者は「虫に接する機会が減ったということでしょうか」と話す。

皆さんは表紙から昆虫が消えたこと、どう思いますか。twitter上では、「なにか寂しいですね」「一人でも嫌な人がいたら止めるって、どうなの?」と厳しい意見を含めた反響が広がっているそうです。私は、昆虫などに触れる機会が少なくなったからこそ写真で触れ続けることが子どもにとってはいいと考えたのですが…。これは私が昆虫が苦手でないからであって、苦手な人にとっては写真でさえ拒絶するものなのでしょうか。ご意見お待ちしています。

参考にした記事:4日付け朝日新聞夕刊4版社会面「表紙の昆虫 消えた」