MLBとの差は縮まっているのか

昨日行われた日米野球の第4戦。侍ジャパンは、1―6でMLBオールスターに敗れました。モーノーやロンゴリアといったメジャーを代表する選手たちにホームランを打たれ、差を広げられてしまいました。

しかし、対戦成績では、日本が3勝1敗と勝ち越しており、第3戦では4投手によるノーヒットノーランを達成しました。野手も、ソフトバンクの柳田選手を初め、メジャーのピッチャーに通用する選手も見られます。

そもそも、投手に限ってみれば、日本の投手力はメジャーでも評価されているのではないでしょうか。野茂選手から始まり、現在ではダルビッシュ投手、田中投手、岩隈投手など、MLBで目立った成績を残す選手が徐々に増えてきたためです。野手に関しては、近年、MLBにチャレンジするも、残念ながら目立った成績が残せず、日本に帰ってくる選手が何人かいました。そうしたこともあり、「野手にとって、メジャーの壁は高いのかな」と考えていたのですが、今回の日米野球を見る限り、その差は縮まっているように窺えます。

とはいえ、これだけでMLBの実力を測るのも、早計な気がします。例えば、今年サイヤング賞を受賞したクレイトン・カーショー投手は出場していませんし、ワールドシリーズに出場し、シルバースラッガー賞も受賞したバスター・ポージー捕手も出ていません。また、侍ジャパンとMLBオールスターのモチベーションやコンディションの差も考えなくてはいけないでしょう。

さて、皆さんは、NPBとMLB、差は縮まってきていると思いますか?また、今回の侍ジャパンの中で、「この選手こそはメジャーに行っても活躍できるのではないか」と考える選手は誰でしょうか。