ユニバーサルデザインのバス停 in京都

街中でよく目にするバス。人々の移動手段として、欠かせないものです。ただ、地域によって人口密度が大きく異なり、バスの本数も違ってきます。

そんな中、バスが到着予定時刻を過ぎてもなかなか来ないという経験はありませんか?日本は海外と比較して、時間に厳密だとよく言われます。電車など数分遅延しただけで謝罪のアナウンスが流れますが、道路状況にも左右されるバスは遅れることも少なくありません。

日本人は、心配性の傾向があるのかもしれません。そんな私達の精神状態を幾分か和らげてくれるものが京都市にはあります。


(京都市のバス停の写真)

これは、どのバスが今どのバス停を出発して大体どの辺りにいるのかが一目で分かる表示になっています。高校まで関東で暮らし大学から関西に越してきた私にとって、このシステムは画期的なものでした。


(東京のバス停の写真)

思い返すと、関東、主に東京ではそのようなシステムは見受けられませんでした。京都市のバス停の表示システムは高度のものではないかもしれませんが、確実に人々の不安を軽くしています。

よく京都市のバス停を利用するという60代女性は、「京都のバスは遅れることが多いので、この表記があるとないとでは大違いです」と話します。

また、バス停の表記では視覚的にも分かりやすいものがあります。運航ダイヤの数字だけが羅列されているのではなく、海外観光客を含め誰もが分かりやすいように心がけているのも特徴です。

京都市だけでなく、日本中のバス停がこんなシステムを組み込めないでしょうか。そうすることで生活しやすい環境になることでしょう。