「年賀状」出す派?出さない派?

12月も中旬に差し掛かり、2022年も残りわずかとなりました。そろそろ、考えなければいけないのが、「年賀状」です。近年では、「年賀状離れ」が進んでいます。2021年の発行部数は19億4198万枚で、2004年以降で最も少なかったようです。

今やSNSが普及しているおかげで、わざわざ「年賀状」という形にしなくても、LINEで一言「あけおめ、ことよろ。」このメッセージ一つで、新年の挨拶が成り立ってしまいます。年賀状一枚63円。LINEで送るのは0円。年賀状を買って、印刷して、一言書いて。この手間を考えると、「めんどくさい。」という声の方が多いのではないでしょうか。

今朝の朝日新聞の「声」に、10歳の女の子の声が載っていました。

「ようち園の先生に年賀じょうを出すと、少しおくれて先生からとどく。内ようは、年賀じょうありがとうなどだ。わたしの年賀じょうがとどいてから送ったということだ。それは出すのがおくれただけかもしれないけど、最初からわたしに出すつもりはなかったのかな、したしく思っているのはわたしだけなのかと心配になる。」

そう、なにを隠そう、毎年、誰に年賀状を送るか問題が発生します。「この人にはもう出さなくていいかな。」「この人は毎年くれるから送ろう。」こんなやり取りが私の家族の中ではありました。この人にはいいかな、と思い、出さなかったときに限って、相手側から年賀状が送られてくることもしばしば。送られてきたら、ちゃんと送り返す。これが家族の中でのルールです。このように誰に送るか、誰には送らなくてよいか、来たら送り返すべきか、と考えるのも一苦労だったりするわけです。

年賀状離れが進む今ですが、もちろん年賀状に力を入れている人もたくさんいます。写真付きだったりすると、「こんなに大きくなったんだ!」と成長を見ることができ、とても微笑ましい気持ちになります。また、手書きで一言添えられていたりすると、気持ちがこもっているようで、ちょっぴり嬉しくなります。

年賀状の良さ、SNSでやり取りする良さ、どちらもあります。本来の年賀状の目的は、「新年の挨拶をするため。」別に「年賀状」という形にこだわる必要はないのです。それぞれに合った、それぞれが好きな形で、新年の挨拶をするというのが一番の良い形なのではないかなと思います。みなさん今年は、「年賀状」出しますか?