増える会食の機会 無礼講とはいえ最低限のマナーは必要

今週末は早稲田大学の「早稲田祭」をはじめ、学習院大や立教大、中央大など多くの大学で大学祭が開催されます。今年もコロナ対策のために昨年同様、事前にチケットを配布して来場者数を制限する大学が多いようです。

準備や片付けの後に、まとまった人数で会食をする機会も多くなります。早稲田大の学生生活課は秋学期が開始される9月21日から、感染予防策を講じた上で大人数での会食を認めると発表しています。

大学祭の打ち上げだけでなく、これからは忘年会など会食を行う機会も増えていきます。あまり話したことのない人や年の離れた人と会食をする場合、何に気を配るべきなのでしょうか。考えてみました。

 

「徳利でお酌をするときは注ぎ口を使わない」「ビールを注ぐときはラベルを上に」といった小手先のテクニックは必須ではないと思います。それでも、全員が楽しかったと思える会食にするためには、いくら無礼講と言われても、目上の人と話すときの態度や話題などには気を配るべきです。どれも答えはなく、会食に参加する人との間柄によって適切な対応をとらなければなりません。

サークルなどの飲み会でも同様です。先輩後輩の上下関係で過度な飲酒の強要や、泥酔した女性を狙う卑劣な犯罪も発生しています。一気飲みで命を失ってしまった学生もいます。どんな時であれ、節度を守った振る舞いに努める必要があります。

 

大学生の飲み会はトラブルを多く耳にしますが、お酒の飲み方を覚える機会でもあると思います。再び夜の会食ができるようになってきた今、みんなが心地よくお酒を飲めるよう会食のマナーを見直したいと思う日々です。

 

参考記事:

10月25日 朝日新聞デジタル 「同志社大生、サークルで『一気飲み』して死亡 遺族と大学が和解」