「情報」追加に疑問 共通テスト

18日の朝日新聞朝刊に、興味深い記事がありました。記事の見出しは『国立大受験「情報」追加へ』。

記事の内容を簡単に紹介します。2025年の大学入学共通テストから、国立大学の一般選抜の受験生には原則として、従来の5教科7科目に教科「情報」(科目はプログラミングなどを学ぶ情報Ⅰ)を加えた6教科8科目が課される方向となりました。情報Ⅰを履修していない25年入試時の浪人生(今の高校1年生以上)には「情報」の現行科目(「社会と情報」「情報の科学」)の内容を出題範囲とする「旧情報」(仮称)を設けるとしています。

大学入試に取り入れるのは国立大だけではないようです。立教大学は「大学教育でデータサイエンスに力を入れており、共通テスト利用型入試で情報を課すことを積極的に検討」、中央大学は「共通テストを利用した入試で選択科目の一つとして利用する可能性が高い」などとしており、活用を模索する動きがでています。

ただ、私はこの国立大学協会入試委員会の方針には納得できません。従来の5教科7科目でも、受験生にとっては大きな負担です。私の大学では、一般教養科目のなかで、プログラミング等を学ぶ講義などがあり、大学入学後でも十分に学ぶことができ、大学入試に必要なものだとは感じていません。もし仮に、「情報Ⅰ」を追加するのであれば、何らかの科目や出題範囲を減らすことが必要でしょう。時代がすすむにつれて、吸収しなければならない知識ばかり増えるのは分かりますが、そうであれば時代に必要な知識とそうでない知識を整理する必要があると考えます。

参考記事:
14日付 朝日新聞朝刊34面(東京14版)「国立大受験「情報」追加へ」