調査体験・コロナ禍による心身ストレス度を計測!

今日付で新型コロナウイルスによる感染者は243人確認されたと、東京都が発表した。私たちの生活は徐々日常を取り戻しつつあったが、新規感染者は過去最多を更新している。常に不安と隣り合わせに生活しているこの状況に筆者自身も追い詰められていると言っても過言ではない。同じような想いを抱いている人は決して少なくはないのではないだろうか。

コロナ禍が人々に心理にどのような影響を及ぼしているのかをインターネットを使って世界規模で調査されているのをご存知だろうか。その名もパンデミック・プロジェクト。10カ国の地域の約40人に及ぶ研究者が4月から始めた調査で、約11言語に対応しリサーチが行われている。この調査の目的は回答者に自身のストレス度を認識してもらうことに加え、今後別の感染症が起きた場合にストレス対処の効果的方法を提言することにするそうだ。

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コロナウイルスや新しい生活様式によって暮らしがどのように変化したなどの質問に自由に答える。筆者も実際に体験してみた。

自由記述型の質問

 

心理テストのような質問

 

回答にかかる時間は15分程度で終えることができる。難しい質問には回答しない選択肢もあり、気負いせず取り組むことができた。回答を終えたところで、自身の入力結果によるストレス度が表示される。

 

「他者との繋がり具合」「新型コロナの情報がどれくらい強迫観念をもたらしているか」「健康的な習慣」「感染拡大がもたらす不安」などの項目が点数とともに評価された。想像してもいなかった点数が表示された項目もあり、取り組んで良かったと感じた。知らず知らずにストレスや負担を感じている自分を再認識することができたからだ。

このように、コロナ自粛期間を経て身体のバランスが思った以上に不安定になっていることや心身の不調をデータ化して表示されたことで、自己認識にもつながった。ストレス値はデータ化されることは難しく、自分ではどれくらいストレスを感じているかはわからない。その一方で、ストレスと思っていたことがストレスを感じていなかったりなど新たな発見をすることができた。ストレスの有無、どちらにせよ状態が悪化する前に自分で自分自身を知り、手を打たなければならない。人との繋がりや関係性がコロナ禍により大きく変化した。まずは自分自身を理解し、心を安らげる契機を作って欲しい。

そんな一歩を、この機会にぜひ踏み出してほしい。

【参考記事】

・朝日新聞 2020/07/10 新型コロナのストレス度は?ネットでセルフチェック

https://www.asahi.com/articles/ASN774FDKN71PTFC006.html

 

・日経新聞 2020/07/11 東京都内で新たに243人感染 新型コロナ、過去最多

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61378010Q0A710C2000000/