あなたの意見こそ必要

先日、初めて期日前投票に行ってきました。係の人から投票用紙を受け取って机を見ると、貼られた候補の紙を眺めて、じっと考え込んでいるお爺さんがいます。この歳の人はどんな条件で選ぶのだろう、と少し気にしながら、私は私なりに考えた候補の名前を書きました。面倒なことが済んで、ほっとしています。

今日は、参議院選挙の投開票の日です。各紙の見出しに登場した大きな争点は、「アベノミクス」と「改憲」でした。前者については、現行の経済政策について是非を問うものです。後者について、野党は改憲に前向きな政党(自民、公明、おおさか維新、日本のこころ)が3分の2以上の議席を得ることを危惧してきました。3分の2を超えると、国会で憲法改正を発議することができます。

19時55分から、NHKで開票速報が始まるようです。選挙の結果も気になりますが、私はもっと細かい情報を知りたいです。今回は、選挙権が18歳以上に拡張されて初めて行われる国政選挙です。各紙は若い世代の投票に合わせて、様々な連載・特集を行ってきました。それらが新しく選挙権を得る2%の人々に届いたのか、そして誰に投票するのか。得られたデータは、今後に生かせると思います。

また、合区も決して見逃せません。地方、特に合区の行われた「鳥取・島根」「徳島・高知」では「合区の是非」も重要な争点になっています。一票の格差を縮めるためとはいえ、これらの県は隣接しているというだけで文化も風土も違います。隣の県の候補に投票する、という事態に、混乱した人も多いのではないでしょうか。

さて、みなさんはもう投票に行きましたか?今日行く人は、暑い中で大変だと思います。私は、誰に投票したのかきっと誰かが見ているだろう、そんな気持ちで投票所に行きました。今年の選挙は、きっと今まで以上にとても細かく考察されます。投票所に出向いたまさにあなたの意見こそ、これからのために必要です。

参考記事:
7月10日付 読売新聞朝刊13版 1面『アベノミクス是非問う』
7月10日付 朝日新聞朝刊13版 1面『改憲・アベノミクス 問う』
7月10日付 日本経済新聞13版 1面『アベノミクス 是か非か』

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