18・19歳の有権者へ

 天気予報によると、東京地方の本日の最高気温は35℃の猛暑日だそうです。「あつい」といえば、昨日行われた参議院選挙もヒートアップし、自民党が大勝利を収めました。政府が選挙年齢を18歳に引き下げたことで新たに240万人の有権者が誕生し、若者の声を政治に反映させようと行われた参院選でした。

  ところが、総務省の調べによると、2013年に行われた参院選の1294万人を大きく上回る1598万人が投票したにも関わらず、1819歳の投票意欲は最後まで高まらなかったようです。

  私も先週の水曜日にTVSNS、電車の広告といった宣伝PRの効果を期待しながら近所の投票所に行きました。私以外の若者の姿は見かけなかったので、少し残念な気持ちになりました。また、大学の後輩の一年生らに「投票に行った方が良いよ」と促しましたが、「時間の無駄だから行かない」や「私たちの声が反映されるとは思えない」という否定的な返事が戻って来て、驚きのあまり言葉も出ませんでした。察するに、宣伝PRによる投票の必要性が若者にあまり伝わらなかったのが原因かと思われます。

  これまでにも何度も書かれている通り、選挙権年齢が18歳に引き下げられたことには大きな意味があります。将来の日本の政治情勢を変え、生活環境を良くしていくのは若者である私たちの使命でもあります。そのためには私たちの意見を投票という形で政府に進言し、政治に反映させることが大事です。

 その上、今回の参院選に関わらずどの選挙にも莫大な税金が使われていることを知らなければなりません。有権者となった若者には税金を無益にしないためにも今後の選挙にはぜひとも参加し、その結果として投票率が大きく上がることを期待します。

11日付 17版 6面 読売新聞「低調な論戦 影響か」

11日付 15版 20面 朝日新聞「121議席の攻防 2016


 

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