1948年8月17日、日本で初めてプロ野球でのナイトゲーム(ナイター)が行われました。日本初の夜間照明塔が設置された横浜市にあるゲーリック球場(現:横浜スタジアム)での東京巨人軍対中日ドラゴンズの試合で、午後8時8分から始まりました。
現在はナイターの大半が午後6時プレーボールとなっています。この開始時間に落ち着いた理由としては、来場者の確保や気温、テレビ中継の編成などがあげられます。午後6時という時間なら仕事帰りの社会人や学生の集客を見込め、試合が始まる1時間程前から球場周辺も賑わい始めます。開始前に応援している球団や選手のグッズの購入や飲食店での食事ができ、球場付近の商業施設にとっても重要な時間になるわけです。その他、テレビの視聴率の高いゴールデンタイムとよばれる午後7時~10時までの時間帯での中継のためや夏場の試合では昼間よりも比較的涼しい夜に試合できることが挙げられます。筆者も学校帰りにナイターを観戦することがあります。
2026年度のプロ野球公式戦の平均試合は3時間9分です。この試合時間については年ごとの変化が少なく、25年度は3時間5分、24年度は3時間2分と3時間弱です。そのため、試合を見終わってから食事などへ行っても、終電まである程度の余裕があるということも午後6時からのナイターとなる理由といえるでしょう。
そんなナイターですが、日付をまたいだ試合が存在します。1992年9月11日に阪神甲子園球場で行われた阪神タイガース対ヤクルトスワローズ戦です。午後6時から始まった試合が終わったのは午前0時26分で、試合時間は6時間26分にも及びました。
プロ野球のナイターは地方でも見られます。2026年は19球場で25試合が開催されます。ただ、地方開催は利点以上に負担が大きいといわれています。開催地への経済効果が期待される一方で、ドーム球場ではないため開催が天候に左右されるうえ本拠地との収容人数の差があり、集客の方法も新たに考えないとなりません。
今後、ナイターに訪れる際は試合だけでなく客層や付近の飲食店の様子にも目を向けたいと思います。球団の中には学生向けに格安なチケットを売っているところもあり、後半戦に差し掛かった今シーズン中に一度楽しんでみてはいかがでしょうか。
参考文献:
2026年7月10日付 読売新聞オンライン 【オールスター 富山】「イチローや松井を一目見ようと…」30年ぶり富山開催に市長が思い語る 西武岩城、巨人森田ら県勢選出にも期待
https://www.yomiuri.co.jp/local/toyama/news/20260709-GYTNT00432/
参考資料:
NPB 統計データ 2026年セ・パ公式戦 平均試合時間
https://npb.jp/statistics/2026/time.html



