令和5日目、平和を祈る

今日は5月5日、端午の節句。新元号発表、改元、一般参賀が終わり、「令和ブーム」がそろそろ落ち着く頃でしょうか。まるでお正月のような特別な日々でした。

この「あらたにす」では一般参賀が取り上げられていますが、筆者も昨日、皇居に行きました。13時ごろに到着し、皇居で売られていた土産物をいくつか記念に買いました。酒や最中など様々なものが売られていました。記念の品を買うだけでもあまりの人の多さで一苦労でした 。近くのショッピングモールを訪ねると令和と刻まれたお菓子が販売されていました。

参賀者は14万人を超え、国民の関心の高さが伺えます。それだけに「平成」や「令和」と書かれているだけでも、記念にと買い求める人が多いのでしょう。

まさにお祭りムード一色。そんな日に、隣国の北朝鮮が日本海に向けて短距離ミサイルが発射しました。今日の国際面を見ると、「リビア衝突1か月 死者計400人に迫る」など、とても平和には程遠いニュースも見受けられました。

平成天皇は自らが戦争体験者であることから戦争に向き合い、多くの共感を集められたと日経の朝刊記事にありました。新天皇陛下の一般参賀でのお言葉の中には

我が国が諸外国と手を携えて、世界の平和を求めつつ、一層発展を遂げることを心から願っております

という一節が含まれていました。平和を願う気持ちは、皇族の方々も国民一人一人もまったく変わりありません。周辺に警官が出て、交通規制がされるほどの訪れる人の多さがそれをものがたっていると思います。筆者は残念ながら直接聞くことはできませんでしたが、お言葉をみて、天皇陛下のお人柄の素晴らしさを感じました。

4月30日、令和へのカウントダウンで盛り上がる渋谷のスクランブル交差点を見て、平和な国に生を受けたことの幸せさを実感しました。知らない人同士でも盛り上がれるなんて素敵なことです。

「平成」は日本にとって初めて戦争がない時代になりました。そんな時に生きる私たちは幸せで、ある意味平和ボケしているのかもしれません。平和な日本であり続けるためにも、世界で起きている悲劇に、そして昨今話題の憲法に国民一人一人が向き合う必要があると思います。

参考記事:
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