別人になる?結婚後の改姓

 日本では、結婚すると妻が夫の姓に改めるのが圧倒的多数となっています。一方に統一することなく、これまで通りの姓をそれぞれが名乗れる選択的夫婦別姓制度も検討されています。本日は婚姻後の姓について考えようと思います。

旧姓を改めなければならない側にはデメリットが存在します。日経新聞の調査によれば仕事上の関係者に説明しなければならないことや名刺やメールアドレスを変えなければならない、新姓がなかなか浸透しない、といった不都合が上位に挙げられています。これら以外にも数十年呼ばれ続けてきた姓が変わってしまうことへ戸惑いを感じる人も少なくないのではないでしょうか。

一方で同姓を名乗ることは家族として認められる一つの条件になっていると考えられます。一番大きな理由は子どもの存在です。片方の姓を名乗ることになる子どもにとっては、親と姓が違えば複雑な家庭環境を推測され、余計な心配や身元の確認などの面倒を背負わされることにもなりかねません。同じ姓を名乗ることは家族のアイデンティティーであることは間違いありません。

夫婦が別姓を名乗っていても、普段は新姓を名乗り必要なときは戸籍名との使い分けをする。新姓と旧姓を併記してこれまでと同じように生活する。そうした様々な手段でこれまで通り、不便を感じることなく過ごすことはできるはずです。時代の流れに伴い姓をめぐる規則は緩やかになりつつあります。しかしながら姓名は公的な登録名というだけでなく、社会での呼び名としての役割も備えています。新姓と旧姓を併用させていくためには使い分けに対する周囲の理解が必要となってくるでしょう 。

もとの姓も併用することが出来るなら、私自身としては結婚後に妻の姓に改めても構わないと考えています。もちろん相手が自分の姓を名乗ってくれるのが一番良いと思いますしそれは家族として嬉しいことです。

【参考記事】
3月7日付 日本経済新聞朝刊 女性面「新姓・旧姓職場でどっち?」