今日は国連が定めた国際女性デーです。1908年3月8日にニューヨークで女性参政権を求めるデモが起きたことが由来とされます。ミモザがシンボルとされ、女性に花束を贈る風習があります。
日本は性の平等に関して遅れています。「世界経済フォーラム」が公表している男女格差の国別ランキングで、日本は毎年「平等度がかなり低い」という評価を受けています。2018年は149か国中110位。女性管理職はいまだ少ないままです。
背景には「女らしさ」の押し付けがあります。そしてそれに伴う女性自身の自己肯定感の低さもあります。
「お前は女子だから男子が主務になるのが良いだろうな。」
私は今、所属する部活で主務を務めています。主務というのは、マネージャー達を束ね、外部との窓口となり、部内全体を統括する役職です。
上記は主務になりたいと考えていると先輩に相談した際に言われました。言われた瞬間、憤りを感じるとともに非常に悔しく思いました。能力や性格の面で向いていないと言われたなら、変えるために努力をすることが出来ます。しかし、性別は努力では変えることは出来ません。
「女の子なんだし、そんなに頑張らなくても良いんじゃないの。」
両親に志望大学を伝えた時、言われた言葉です。この時も疑問に感じました。なぜ性別がより高いレベルを求めることを躊躇する理由になるのでしょうか。
思えば、これまでこのような発言への反抗心を原動力にしてきました。しかし同時に自分の性別を足かせに感じたこともあります。
今少しずつ社会は変化してきています。多様性を認め、男女が平等に働き、育児ができる制度が浸透しつつあります。
将来、個々人が性別を全く気にすることなく自分の人生設計をできる社会が理想です。私自身、「自分らしさ」を求め続けたいと思います。
参考記事:
8日付 読売新聞朝刊(大阪13版)12面(特別面)「女性の力 生かそう」
同日付 朝日新聞朝刊 関連記事