ZIP Airは日本人の味方になるのか

筆者はこの記事を、ロシアのウラジオストクにて書いています。

なぜウラジオストクを旅行先に選んだかというと、友人との卒業旅行でヨーロッパに行けなかったからです。なんとなく憧れを抱いていたヨーロッパ訪問を達成するために、思い切って日本から一番近いヨーロッパに、1人で行くことにしました。

その際、交通手段として「LCC」を使っています。あまりお金を使えない学生にとって、LCCは旅行先の選択肢を広げてくれたといっても過言ではないでしょう。

今回使用しているLCCは、いずれも韓国の会社です。そのため、韓国人が日本に訪問しやすいようなダイヤに設定されていたり、ほとんどハングルのみでの案内であったりと、日本人にとってはあまり使いやすいものではありません。語学の勉強になるといえばそうなのかもしれませんが、それでも少し、負担に感じてしまいます。

これまで、日系LCCはANA系列のpeach、バニラエア(ここではソラシドエアやスカイマークは除きます。)と、JALが出資しているJetstarしかありませんでした。今回報道のあった、ZIP Airの登場は、日本人にとって使いやすい航空会社になると、海外旅行我より身近なものになるかもしれません。

日本では現在、インバウンド政策が進んでいます。目先の利益をとるなら、ZIP Airも訪日外国人向けのサービスを展開することになるでしょう。ですが、日本人も海外に出て、いろんなことを吸収しなければ世界で戦う競争力を養うことができません。日本人にとっても使いやすい航空会社になることを期待しています。

参考記事:

9日付 各紙朝刊 JAL、新LCC会社の名称発表関連記事

編集部ブログ