「大陸」の誇りとプライドをかけた戦い!

2018年6月から7月にかけて開催されたサッカーワールドカップ。国民が選手とともに、自国の誇りとプライドをかけて優勝を目指す4年に1度の祭典です。わたしは未だにベルギー戦の熱闘が忘れられません。初のベスト8が見えていた試合でしたが、相手監督の采配と流れるような素早いカウンターにより、あっさりと逆転を許しました。

「あぁ、ワールドカップが終わってしまった・・・」

そう感じている方も多いのではないでしょうか。しかし、まだ終了していません。

現在、各大陸のサッカークラブのチャンピオンが出場する「クラブワールドカップ」が開かれています。今ひとつイメージが湧きにくいと思うので説明すると、参加するチームは全7チームです。これはヨーロッパ、南米、北中米・カリブ海、アフリカ、アジア、オセアニアの6大陸と開催国を足した数です。毎年、各大陸でクラブ1位を決める大会があり、ヨーロッパの「チャンピオンズリーグ」は世界中が注目します。そして、それぞれがトーナメント方式で戦い、1~7位までを決定します。なので、ナショナルチームのワールドカップにはない「5位決定戦」が存在します。

そして今年は、日本の鹿島アントラーズがアジア王者として参加しています。実は、日本時間で20日午前1時より、ヨーロッパ王者レアル・マドリードと鹿島の試合が放送されていました。眠い目をこすりながら観戦しましたが、結果は1-3で負けました。

毎年行われているのに、なかなか注目されない「クラブワールドカップ」。もともと「トヨタカップ」という名で、ヨーロッパと南米王者のみ参加が許されていました。よって勝った方が事実上の世界一。なんともさみしい対決です。それから出場枠が増え、今の形式になりました。

各大陸の特有なサッカー、スター選手の活躍を1ヶ月の内にすべて見ることが出来ます。そして、これから決勝戦と鹿島が出場する3位決定戦が放送されます。ぜひ、この機会に「大陸」をかけた戦いを見て下さい。

 

参考記事:

20日付 読売新聞朝刊 13版23面「アルアイン 金星」

同日付 日本経済新聞朝刊 12版41面「アルアインが決勝進出 元広島の塩谷が貢献」