一般公開初日の豊洲市場に行ってみた!

10月11日に、83年続いた築地市場が豊洲に移転しました。とはいえ築地場外市場は移っていません。筆者は10月4日に、場外市場にある寿司屋を訪れました。握ってくれた板前さんは、「築地が移転したらどうなってしまうんだろう」と客が減ってしまうことを心配していました。

今朝の朝日新聞に「市場移転・豊洲市場の施設の特徴は?」という記事が掲載されていました。豊洲は全国で最も金をかけた市場であり、衛生管理に長けているそうです。ですが、初日から周辺道路が渋滞するなど問題もあります。

今日から豊洲市場の一般公開が始まるということで、早速行ってみました。午後1時頃に到着したのですが、水産仲卸売場棟の見学者列はこの混雑ぶり。

@あらたにす 水産仲卸売場棟の見学ギャラリー入り口前の行列=13日東京都江東区 筆者撮影

近くのスタッフに今日の混み具合について聞くと、「オープンの朝10時から列が出来ていて、予想以上のお客様が足を運んでくれている」と言います。この日は、3階の見学ギャラリーと4階の土産物店が一般公開されていました。見学ギャラリーでは、春夏秋冬の魚の美味しい食べ方が紹介されています。

@あらたにす 水産仲卸売場棟の見学ギャラリーにて=13日東京都江東区 筆者撮影

気になったのが4階。シャッターが閉まっているお店がとても多かったのです。時間のせいかと思いました。そこで、案内をしていた係員に、朝はお店が沢山開いていたのかと聞くと、「4階に入っている店は豊洲で働く人向けのものが多い。だから、一般の人が入り始めた10時頃と今とでは変わらないと思います」と話していました。また、「明後日からは朝5時から見学が可能になるため、今日よりも多くのお店を見ることができるのではないか。そしてガラス越しにセリも見られるのではないか」と言います。

最後に、気になる場内の衛生状態について。まだ、移転して3日ということもあるかもしれませんが、綺麗だなと思いました。約1週間前に築地を訪れていただけに、そう感じたようです。築地は、地下鉄の駅を出た時から独特なにおいがしたのですが、そのようなことは全くありません。ただ、そうしたにおいも市場特有の雰囲気が魅力の一つであるのも忘れてはいけません。

他にも水産卸売場棟なども見学することができました。豊洲市場と築地場外市場を訪ねてみて、それぞれ違った魅力があると感じました。これからは、豊洲に注目が集まるかもしれませんが、どちらも行ってみることをお勧めしたいです。

参考記事:13日付 朝日新聞朝刊(13版)5面(総合5)「教えて!市場移転4 豊洲市場の施設の特徴は?」