新聞を読むきっかけ作り

若い人の新聞離れが進んでいます。昔は大学に入ったら新聞の定期購読を親が子に勧める家庭も多かったそうですが、現在はそのような話はほとんど耳にしません。私の周囲でも、新聞を読んでいる人は少数派です。新聞を読まないどころか、世間のニュースを全く知らないひとさえ見受けられます。

新聞を読むようになるには何かきっかけが必要だと思います。

私が新聞を読むきっかけとなったのは小学校3年生の頃、週刊KODOMO新聞の購読を始めたことでした。

それまで私にとって新聞はテレビ欄で見たい番組を確認するもので、開いて中を読むことはありませんでした。しかし、KODOMO新聞はカラフルで読みやすく、内容も面白かったためよく読んでいました。当時それは夕刊の中にあり、最初は該当部分のみ呼んでいました。しかし、その内、KODOMO新聞を読むだけでは物足りなくなり、夕刊の他の面や朝刊も読むようになっていきました。

新聞を切り貼りしてスクラップ作品を作るのも、良いきっかけになると思います。

新聞を切り貼りしてスクラップ作品を作る「夏休み親子新聞教室」が読売新聞東京本社で開催されました。参加者はそれぞれ自分の興味のあるテーマに沿って記事を集め、自分なりの見出しを付け作品を完成させました。

紙面では実際の作品が紹介されています。西日本豪雨やW杯でのフランス代表に注目したもの等、出来事に注目したものが見受けられます。その中で新聞に登場する方カタカナ語を集めたものがあり、着眼点のユニークさに面白みを感じました。

新聞は好奇心を広げるのに適したツールだと思います。特に情報が断片的になりがちなネットニュースとは異なり、連載記事では一つの問題を深く、多角的にとらえることができます。

同じ年代の人々に新聞を読む習慣のある人が増えてほしいと切に思います。

参考記事:

27日付 読売新聞朝刊(大阪13版)15面(特別面)「私だけの紙面 できた!」