目まぐるしく変わる、コンビニの新商品

 

わたしがほぼ毎日、利用しているお店があります。それはコンビニです。ちょっとおなかが空いた時や、晩ご飯が欲しい時によく行きます。そこには、豊富なバラエティの商品がズラリと並んでおり、スーパーでは買うことのできない独自のスイーツやパンなどがあるので、つい購入してしまうことがあります。しかし、どうやってこのような魅力的な商品を開発しているのか、不思議に思ったことはありませんか。

今朝の朝日新聞に、コンビニの新商品を開発する舞台裏を特集した記事があります。ローソンが夏に販売した「豆乳バナナスムージー」を例に、開発から陳列までのストーリーが、事細かく書かれています。豆乳の独特な風味を抑えるために、コーヒーや黒糖を採用し、その分量を0.05%ずつ調節して、最良なバランスを追求したそうです。他にも、食感やターゲット層などさまざまな要素を決めて、やっと店内に陳列されます。

さらに、最近の新商品は「トライアンドエラー」、つまり「試行錯誤」をスタンスに開発しているそうです。とにかく商品を出して、そこから消費者の反応を見る。それから柔軟に商品の中身を変えていくという流れです。私は、細かな顧客情報から客のニーズを徹底的に分析し、そのデータに沿って開発していると思っていました。どうやらその考えは、もう古いのかもしれません。

そもそも、コンビニとはどんなお店なのでしょうか。経産省の商業統計での業態分類では、「飲食料品を扱い、売り場面積30平方メートル以上250平方メートル未満、営業時間が1日で14時間以上のセルフサービス販売店」を指すそうです。日本にはじめて開店したのは、明確ではありませんが「タックメイト藤山台店」で、1971年7月11日から愛知県春日井市にて営業していました(実は、もう閉店しています)。もともと発祥はアメリカで、最近までセブンイレブンは日本企業だと思っていましたが、アメリカにルーツを持つ企業だと知りました。

コンビニのマーケティングについては、よく大学の授業でも取り上げられます。さらに、書籍化されていることもあります。今では、他の店舗の見本になりつつあるのではないでしょうか。これからの進化に目が離せません。

 

参考記事:

18日付 朝日新聞朝刊 13版4面「コンビニの新商品 緊張走る舞台裏」