私たちの生活とコンビニ

24時間いつでもあいていて、手軽でおいしい食品がおいてある、コンビニエンスストア(以下、コンビニ)。数年前と比べて、店舗数が増えたと感じるのは私だけでしょうか。みなさんは、最近いつコンビニを利用しましたか?便利なコンビニについ入ってしまうという方も大勢いらっしゃることでしょう。

アメリカのセブンイレブン・インクが、大都市中心部に集中出店することを決めました。アメリカには、約15万店ものコンビニがあるといわれていますが、そのほとんどが郊外のガソリンスタンドに併設するかたちで経営されています。それが、来年度以降はニューヨークやロサンゼルス、シカゴなどの人口密度の高い大都市に集中的に建設されるというのです。アメリカでも、日本と同様に、都市部への人口流入が進んでおり、大都市には多くのオフィス街が存在します。より多くの顧客獲得のために、オフィス街では、ランチに手軽に食べられるピザやサンドウィッチ、サラダ、スナック、パスタなどを充実させると、発表しています。日本のコンビニ文化が、アメリカにも浸透しようとしています。

さて、日本にコンビニ文化が根付いたように、住民のニーズにあった商品が置いてあり、手軽で便利なコンビニは、アメリカでもすぐに生活にかかせない店となっていくことが予想されます。しかし同時に、コンビニの増加が、環境や私たちの健康にどういった悪影響を及ぼしているのかも考えなければいけません。24時間電気のつけっぱなしや、廃棄商品、トレイなどのごみの増加は、環境にどういった影響があるのでしょうか。手軽な加工食品によって、私たちの健康はどうなってしまうのでしょうか。

生活を豊かにしてくれる反面、問題も多いコンビニエンスストア。みなさんは、コンビニについてどうお考えですか?

 

11月9日付 日本経済新聞 7面 「セブン米でも都市集中」