1174日後に向けて

 東京の上野公園では、東京パラリンピックで開催される全22競技を体験、体感することができる、「NO LIMITS SPECIAL 2017 上野」が昨日から開催されました。都は各地でパラリンピック競技体験プログラム「NO LIMITS CHALLENGE」を実施しており、今回はそのスペシャル版です。

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「NO LIMITS」とは「失われたものを数えるな、残された機能を最大限に活かせ」というパラリンピックの理念を表現するそうです

 

 会場は、実際に競技を体験できるエリアと、パラリンピック選手たちが実際に競技しているのを見ることができるステージエリアに分かれています。体験ゾーンでは、GW中ということもあり、多くの子どもたちが楽しんでいました。

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「ボッチャ」というボールゲームに子どもたちが挑戦しています

 

 メインステージでは、パラリンピック選手たちが幅跳びの世界記録に挑戦するイベントが開催されており、リオ大会に出場した山本篤選手も登場しました。気温が低くなってしまったこともあり、記録達成とはなりませんでしたが、間近で見ることができたので会場は大盛況でした。

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山本篤選手が記録に挑戦するところです。初めて義足の選手の走りを見ることができました

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多くの人がパラリンピック選手を見に来ています

 今回訪れて一つ気になった点があります。それは、いろいろな人が限界を感じることなくパラリンピック競技を体験してもらえるように、随所に工夫がされていたことです。多くの人が訪れる中、車いすやベビーカーを置くことができる場所や、小さい子供を一時的に預けることができるスペースまで用意されています。

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ステージ付近に設置されていました。

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小さい子どもたちは、ここに預けることもできます

 すべてのイベントが終了した後は、出演者と観客全員で記念撮影をする時間も用意され、今まで縁の遠かった筆者も身近に感じることができました。

 1174日後には東京五輪、そしてパラリンピックが開幕します。今後も都内各地でパラリンピック競技を体験することができるイベントが予定されているようです。せっかく東京で開催される一大イベントをより楽しむためにも、一度体験してみませんか。
(写真はすべて筆者撮影)

参考記事:
7日付 朝日新聞(東京14版)29面「パラ競技挑む」