「ポケモン、ゲット」の前に

今日、大学を歩いていると、雨が降っているのにもかかわらず、周りの学生が皆スマホを片手に外を出歩いています。

世界中でブームを起こしているアプリ「ポケモンGO」がついに日本で配信されました。スマホの機能であるGPSの位置情報を使い、街中に出没するモンスターを捕まえたり、戦わせたりして遊びます。ゲームの中にしかいないはずのポケモンが、スマホを通して存在する。まるでゲームの世界に入り込んだような感覚になります。

配信をきっかけに、任天堂の株が上がっただけではありません。先に配信が始まっているアメリカでは、大統領選挙にまで影響が及んでいます。クリントン陣営は16日、ポケモンGOのアイテムが手に入るオハイオ州の公園で集会を開き、集票に結びつけようとしたそうです。全米で社会現象となっています。もともと世界中で大人気だったポケットモンスターにスマートフォンという常日頃持ち運んでいるツールがうまくかみ合ったといえるでしょう。

一方で、アメリカではいくつかの問題が報告されています。ゲームに夢中になり過ぎたあまり、一般人の侵入が禁止されている原発に侵入してしまったり、崖から転落したりと、大きな問題となっています。筆者も今日、夢中になっている人とぶつかりそうになりました。

しかしこれは、ポケモンGOに限った問題ではありません。今までもその危険を指摘されていた「歩きスマホ」。これが大人気アプリの配信によって改めて浮き彫りになったものだといえるでしょう。歩きながらのスマホいじりで人にぶつかり、トラブルの原因になる。駅のホームから転落する。そういったことは以前から報告されています。改めて一人一人がスマホとのつきあい方を見直す必要がありそうです。世界中で愛されているポケモンを悪者にしてはなりません。

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