無事に卒業できるのか? ドキドキの成績発表!

小学一年生の通信簿から数えれば、一体何回目の成績発表になるだろうか。自分で言うのはおこがましいが、やることはきちんとやる比較的優等生の部類だったので、「他人様に見せられないような悪い点数を取っていないだろうか」という不安を感じたことは一度もない。それでも、手応えのあるなしとは関係なく、ドキドキする気持ちは誰にでも経験があるだろう。

 

つい先日筆者が通う中央大学でも成績が発表された。大学の間だけでも、春と秋の2回を4年間なので8回目ということになるが、回数を重ねても慣れることはなかった。特に最後になる今回は、同時に卒業発表でもあるため独特な緊張感に支配されていた。

毎度のことながら集中アクセスで発表からすぐは画面が真っ白。何も見ることができない。「いい加減サーバーにもっとお金かけたら良いのに」と自分の中ではお定まりの愚痴を言いながら接続の瞬間を待つ。結局2時間ほど待ってやっと繋がった。

成績照会のボタンを押すと「卒業(修了)」の文字が画面の上側に表示されている。無事卒業みたいだ。99.9%卒業だと思っていたが、実際にわかって安堵した。人は安心した時に、本当に「ほっ」という息をつくことも知った。少し遅れてこれだけ人を待たせておいて、画面があまりにそっけないことになぜか苛立った。桜の花びらくらい散らしてくれても良いのに。まぁ、卒業できたことだしあまり文句は言わないでおこう。

 

大学生活を振り返ると、様々な発表とともにあった。大学の合格発表に始まり、運転免許の合格発表、FLP(大学の特別プログラム)の合格発表、あらたにすの採用発表、会社からの内定通知。規模感は色々だが、その発表の度に一喜一憂していたのも今思えば良い思い出だ。

ただ、卒業が確定するということは、もうこれで成績発表ともお別れということだ。これからドキドキする発表が給料明細だけだと思うとどこか寂しい。そんなことはないと社会人の方には怒られてしまうかもしれないが。