若者に伝われ、「おばさん構文」ユーザーの優しさ

「おじさん構文」に引き続き、今話題なのが「おばさん構文」。中高年の女性が、LINEなどでメッセージを送る際によく見受けられる、絵文字や顔文字を多用した文体のことです。

おばさん構文チェックとして、以下の項目が挙げられています。

  • ハートやキラキラなど絵文字を重ねて使う
  • 音の伸ばしに「~」を使う
  • 語尾に「~よ」「~だわ」など女性言葉を使う
  • 文章が長くなりがち
  • 句読点「、」「。」を使う
  • 余韻を表現するときに「・・・」を使う
  • 語尾に「あいうえお」の小文字を使う
  • 返信するとき、文頭に「あら」「あらら」とつける
  • お母さん目線の文章を送ってしまう

 

当てはまるものはどれくらいあるでしょうか?大学4年生、22歳の筆者は②、③の二項目が当てはまりました。二個当てはまっただけなら、おばさんではないはず?お、おばさん、ではないと信じたいと思います。

おばさん構文ユーザーであるおばさま方の声を覗いてみると、「若者を怖がらせないように、絵文字を使っているのに」「語尾がきつくならないようにあ行の小文字をつけているのに」などの意見がありました。そう、おばさん構文は、若者に堅い印象を与えないための、おばさんたちの努力であり、気遣いなのです。確かに、絵文字が何一つない黒文字だけの文章を送られると「怖い印象」を持ってしまうかもしれません。それよりは、絵文字を使った文章の方が怖くなく、柔らかい印象を持つことができます。

おばさん構文は、若者に対しての「優しさ」から生まれたものです。私たち若者は、友達とのLINEでは絵文字はほとんど使いません。それゆえ、絵文字が多い、きらきらしたLINEが来ると一瞬「!?」となってしまいます。しかし、それを、「おじさんだ!おばさんだ!」などとはやし立てるつもりはありません。どんな風にメッセージを送ったっていいのです。自分の好きなようにメッセージを送れば良いのです。

しかし、若者である筆者から1つ伝えるとするならば、「思ったより若者は気にしていない」ということです。メッセージを送る際に構文を使っているかいないかで、その人の普段の印象が変わるわけではありません。「優しさ」を持ったおばさま方は、若者と直接会った時にフランクに接してくださっているはず。それだけで、十分優しさは伝わります。そんな人が、たとえメッセージで黒文字を使っていても、怖い印象は持ちません。

だから、怖い印象を与えないかな、など考えず、普段通りにメッセージを送って良いと思います。とはいえ、LINEやメールは、直接相手の顔が見えない分、不安な気持ちになることがあります。顔が見えないコミュニケーションは非常に難しいものです。そこで「おばさん構文」を使うも使わないも、その人次第。自分に合った、自分が思う、「優しさ」で接していくことができれば、その「優しさ」はきっと若者にも伝わるはずです。

 

参考:日本経済新聞11日付 令和なコトバ「パープル企業」ブラックの次に「黒い」

 

https://www.hbc.co.jp

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