震災時の訓練、足りてますか?

「被災地への不要不急な電話は控えてください」 熊本で起こった大地震を伝えるニュース番組で、被災していない我々に必死に訴えかけていていました。

14日に熊本県を中心とした最大震度7という大地震が発生しました。現時点で死者29名、負傷者約1000名という被害が出ています。強い余震が何度も起こり、今もなお避難生活を強いられている方がたくさん出ています。

今回浮き彫りになったのは携帯電話の在り方です。今回も携帯の回線が混み合ってしまい、通話がつながりにくくなっています。同じトラブルは東日本大震災のときにも起こりました。本当に必要な電話がつながらない事態に陥ってしまいました。  親しい人の安否を確認したい気持ちはとてもよくわかります。しかし、それよりも被災地域のことを第一に考えるべきです。今回、LINEがLINE outと呼ばれるサービスを無料化したことにより、かえって通信キャリアの回線混雑を助長させるとして問題になったのも、被災地域では緊急電話が第一という発想が不十分だったからではないかと思います。

NTTのサービス「災害伝言ダイヤル」や携帯各キャリアによる「災害用伝言版」など、安否確認ができるサービスは提供されています。こういったサービスを利用していくことが正しい選択ではないかと思います。  そして、我々が今後していかなければならないのは、災害発生時の携帯電話の使い方をしっかりと訓練することでしょう。災害があったら安全なところに避難する。といった行動は何度も訓練して身についています。一方で毎度回線が混み合ってしまい、命をつなぐ電話がつながらない。そんなことがあってはいけません。

誰もが携帯電話を持っている今、身近な人との災害時の連絡、その方法をしっかりと確認しておき、日ごろから訓練していくことが欠かせません。

参考:

16日付 各紙熊本大震災関連面

東京都防災ホームページ(http://www.bousai.metro.tokyo.jp/bousai/1000028/)