３月１日、就活解禁。何を隠そう、筆者も就活生。自然と気が引き締まります。そんな解禁日に行われた就活イベントに行くと、なんとも異様な光景が広がります。黒髪をまとめ、スーツを身に着け、就活かばんを持った全身真っ黒な就活生たちが企業の説明を聞こうと、ずらーっと企業ブースに並んでいます。金髪だったあの子も、ピンクに染めていたあの子も、今やみんな黒髪です。これが、日本の就活スタイルなのです。

そんな帰り、たまたま久しぶりに就活会場で会った友達と夜ご飯を食べました。一緒にバカみたいなことをたくさんしてきた仲の友達。しかし、今の話題はなんといっても就活の話。「何社エントリーした？」「ES添削誰にしてもらってる？」「あの子内定貰ったって」なんて話が止まりません。好きでそういう話がしたいわけではありません。就活生だって、バカみたいな話をしたいのです。しかし、不安や心配が重なり自然と話がそちらへいってしまうのです。就活というものは、なんと恐ろしいのでしょう。私も、ちゃんと就活しなきゃ、と思わざる負えませんでした。

そんな就活生の気持ちのまま帰宅しました。しかし、一日中たくさんの企業説明を聞いて疲れ切った私は、一旦就活生モードを解きたい！そんな気持ちでぱっとユーチューブを開きました。すると、あなたへのおすすめ欄には、「ブラック企業で働くサラリーマンの一日」「社畜ＯＬの一日」などのチャンネルがたくさん。自分と同じように就活して社会に出た先輩たちが、仕事というものに苦しめられている姿がずらり。そんな姿を見ると、やっぱり社会に出たくない、一生大学生でいたい！なんて思ってしまいます。

とは言っても皆、否が応でも社会に出なければなりません。自律しなければなりません。そう、だから今頑張るしかありません。就活との闘いはまだまだ続きます。思い詰め過ぎず、自分のペースで適度に頑張っていけたらいいな、と思っています。しかし、一つ言いたいことがあります。それは、「なぜ髪は黒に染めなければならないのか」ということ。髪の色で、誰かに迷惑をかけるのでしょうか、黒髪以外は清潔ではないのでしょうか。その疑問の答えを探しつつ、就活に励みたいと思います。

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