今朝の読売新聞の投書に、「祝日 6月にも欲しい」との投稿がありました。この投稿をしていたのは、77歳の男性。会社に48年間勤め、退職。働いていた頃、5月の連休明けはいつも憂鬱な気持ちになり、6月に祝日があればと考えていたそうです。
祝日がないのは12か月の中で、6月だけ。5月5日のこどもの日から、7月18日の海の日まで、一切祝日はありません。その期間は、およそ2か月余りです。ちょっと長いのではないか、と筆者も感じます。
土日の休みはもちろんのこと嬉しいですが、祝日休みは土日の休みとはちょっと違った特別感を感じていました(筆者だけでしょうか)。小中高時代、一週間のうち週末以外にもう一日休みが増えるとなんだかワクワクしていたことを思い出します。逆に、祝日が土日に被ると残念な気持ちになっていました(大学は祝日関係なく授業がある日もあり残念です)。
「五月病」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。五月病とは、学校や仕事に行きたくない、身体のだるさを感じる、意欲が湧かない、などの状態を総称したものです。学校や仕事において環境の変化がある4月から約1か月経った、ゴールデンウィーク明けにこのような症状が出てくる人が多いことから「五月病」と言われています。
しかし、6月になっても「五月病」を引きずっている人は多いはずです。5月だけに限らず、一年中五月病ですなんて声もちらほら。学校や仕事を楽しんでいる人も、もちろん多いと思います。しかし、大半の人は、毎日朝早く起きて学校や仕事に行き、つらい一日を過ごし、へとへとになって帰宅というような毎日を過ごしているのではないでしょうか。そんな日々を送っている人たちにとって、祝日という一日の休みは至福の時間なのです。
法律により、祝日は「休日とする」とされています。祝日は、「国民こぞって祝い、感謝し、または記念する日」であることを踏まえ、一人ひとりの国民が、祝日の意義を考え、平常の勤務を離れて、それにふさわしい一日を過ごすことができるようにするためのものとされているそうです。(政府広報オンラインより)
このようにもちろん、祝日が「五月病」の人たちのためのものではありません。しかし、五月病ではない筆者からしても、祝日がない期間2か月は長いなと感じます。
6月にも、一日くらい祝日という名の、休みの一日があってもいいのではないでしょうか。祝日をつくるとしたら、何の日でしょうか。「六月病の日」でしょうか。何かいい案はありますか。
参考記事:読売新聞 14日付(愛知12版12面)投書 祝日 6月にも欲しい
政府広報オンライン https://www.gov-online.go.jp/useful/article/202112/3.html