「インターンシップ」オンラインで感じた難しさ

新年度になり、筆者もいよいよ大学4年生となってしまいました。1年生の春、期待と不安に胸を膨らませながらやってきたキャンパスが、地元とほとんど変わらないほど田舎にあることにガッカリしたことがつい最近のように感じられます。

筆者の通う中央大学多摩キャンパスは、授業形態が、オンラインから対面式メインに切り替えられ、多くの学生で賑わっています。久しぶりに対面の授業を受けてみて、やはり集中しやすく、理解が進むなと感じました。ただ、100分間も小さな座席でじっとしているのは心身ともにかなりしんどく、オンラインの気楽さが恋しくなってもいます。

それぞれ一長一短がある対面とオンライン式。それは大学の授業だけでなく、就職活動でも同じです。

4月18日付の読売新聞朝刊に来春卒業生のインターンシップの形式別満足度についての記事がありました。アンケートによると「対面式のみのインターン」は61%が大変満足と答えているものの、「オンライン型のみ」では43%にとどまっています。開催形式は「オンライン型のみ」が74%、「対面型のみ」19%、「両者の組み合わせ」が6%となっており、多くのインターンがオンラインで行われたことがわかります。

対面の方の満足度が高い理由として、オンライン型だと出来ることに制限があることが挙げられると思います。記事では、インターンの内容として「仕事体験」がオンライン型では22%であったのに対し、対面だと40%。「職場見学」はオンラインで10%、対面で47%と開催形式によって差が大きくなっていました。

昨年の夏から、対面、オンライン型両方のインターンに参加した筆者も、満足度としては対面の方が高かったと感じています。実際に会社に行って、職場の雰囲気を知り、自分が働く姿をイメージ出来たり、社員や人事の方に気になったことを直接聞いたりできる対面式の方が自分には合っていると感じました。

オンラインだと、どうしても企業の話を一方的に聞く感じになります。加えて、独特の難しさを感じました。インターンや説明会で、人数が多いと質問したくても当ててもらえないということが起こります。もちろん質問の時間は取ってもらえますが、多くの人がリアクションボタンで挙手するため、埋もれてしまうことがありました。順番に一度ずつ当ててくれる企業が多いですが、どのような基準で指名しているのかわからない時もあり、モヤモヤすることがありました。多くの会社に、こうした学生側が感じる不便さや不安を知って、配慮してもらえたらいいなと思います。

オンライン型の不満や難しさばかりを書いてしまいましたが、あくまで筆者個人の感想であり、合う合わないは人それぞれです。移動に時間がかからず、効率よく受けられたり、対面よりも気軽に参加できたりと良い面もあります。

今や、全ての業務がオンライン化されている企業もあります。来年以降、パンデミックが収束したとしても、オンライン型でのインターンを続ける企業もあると思います。それぞれのメリット、デメリットを理解し、対策した上でインターンに参加することで、より充実した業務体験や、自らの将来を考えるきっかけに繋がるのではないでしょうか。

 

参考記事:

4月18日付 読売新聞朝刊 12版(くらし教育)「インターンの満足度『オンラインのみ』43%」