もしも感染者になったら

1月某日のこと。筆者の元に1件のライン通知が届きました。

「発熱し、PCR検査を行ったところ、陽性となりました。濃厚接触者に該当するので、名前、電話番号、現在どこにいるか、至急連絡をお願いします。」

その連絡をもらった時、私は会食中。相手には事情を説明し、すぐに解散しました。

その日中に、地元の保健所からは確認の電話があり、明日あたりに愛知県の保健所から詳しい連絡がいく、との説明を受けました。しかし、待てど待てども、愛知県の保健所から一向に連絡が来ません。それもそのはず。愛知県のコロナ感染者数は、地元の感染者数の比ではありません。保健所も、濃厚接触者の連絡にまでは手が回っていないようです。濃厚接触者と言われたのですが…と愛知県の保健所に催促の電話をかけても、自宅で安静にしていてください、とだけ言われ、相手にしてもらえません。

保健所からの連絡を待っている間にも、一人二人と続々と陽性者が判明していきました。コロナに罹った友達と最後に接触してから、感染が判明するまでにも既に何人かの友達と会食をしていた筆者。「もし自分が陽性で、周りの人にうつしていたらどうしよう。」そんな不安が頭をぐるぐると駆け巡りました。

そして、数日後に自主的に受けたPCR検査。結果は陰性でした。しかし、コロナ感染者ではないとはいえ、濃厚接触者に変わりはありません。10日間は自宅待機をしました。

今まで、どこか他人事だったコロナ。今回、初めて濃厚接触者になり、コロナの恐ろしさを思い知りました。コロナの症状が恐ろしいのではありません。「コロナに罹ってしまった」ことによって「周りの人たちに迷惑をかけてしまう」という思考に恐ろしさを感じました。

本来、病気に罹った人は、自分の体調を第一に考えるべきなのです。罹った側の人間が、一方的に責められるような世の中は狂っています。

どれだけ気を付けていても、どれだけ対策をしていても、罹るときは罹ります。コロナ感染は、誰が悪いわけでもないのです。濃厚接触者になると、自宅待機を強いられ、楽しみにしていた予定が潰れたり、仕事や学校に行けなくなったりと、どうしても弊害は出てきます。個々に思うことはあると思います。もちろん、思うことは自由です。

しかし、そういうときこそ、相手の立場になって考えてみるべきなのではないでしょうか。もし自分が感染者の立場だったら、と考えてみてください。この、子どもでも分かるような、当たり前の思考ができていない人がいるおかげで、この狂った世の中が作り出されているのですから。

 

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