どうなるコンビニ戦争

 コンビニエンスストアのファミリーマートがココストアを買収することになりました。さらに、同社はサークルKサンクスを傘下に持つユニーグループと来年9月に経営統合する方針を発表しています。これにより、首位のセブンイレブンを上回る規模になります。コンビニをよく利用する筆者にとっては捨て置けないニュースです。

 私は一消費者に過ぎませんので、今回のファミマの買収自体に関心があるわけではありません。それよりも自分にどんな恩恵があるのかが大事ですから、シェアが大きくなって仕入先に対する交渉力が強まり、サービスがより充実することを期待しています。

 最近お得な買い物をするためにポイントカード、クレジットカード、電子マネー、金券や銀行のサービスなどを調べています。「nanaco」や「Ponta」にも登録しました。コンビニにはATMがあるため、銀行を考える上でもコンビニは判断材料の一つです。多くのコンビニがポイントカードや電子マネーなどの様々なサービスを手がけ、客引き競争を繰り広げています。

 ローソンとdocomoの割引サービス、セブンとファーストリテーリングの提携、ファミマとジャパンネット銀行の連携などなど、大手の3社を中心に他業種を巻き込みながら新たなサービスの提供、市場の拡大を目指しています。このため、中堅チェーンは現在厳しい状況に追い込まれているようです。今後は、より一層統合の流れが進むのか、それとも中堅チェーンが新しいサービスで巻き返すのか、目が離せません。

参考記事:8月5日付読売新聞朝刊(東京14版)1面「ファミマ、ココストア買収へ」
      :8月5日付読売新聞朝刊(東京14版)9面(経済面)「コンビニ3強拡大路線」
      :8月4日付日本経済新聞(東京13版)11面(企業総合面)「Tカード+銀行カード」