大切な人を守る、年末年始の過ごし方

実家から帰ってこなくていいって言われた、と道で話している人を見かけました。私も毎年お正月は、親戚10人以上で集まりますが、今年は中止です。代わりに元旦にオンラインでつながることにしました。離れて暮らす祖父母とはときどき電話をしますが、元旦はオンライン会議システム「Zoom」を使うことにしたので、顔を合わせられるのが楽しみです。

今朝の朝日新聞の一面の東京・アメ横商店街の写真を見て驚きました。コロナで人出は例年の5割程度だそうですが、人が密接しているなと思いました。初詣は3が日を避けましょうと呼びかけられていますが、例年より人出が減っても、コロナの感染リスクは減らないだろうと想像しています。

朝日新聞デジタルより

感染者数はなかなか減らず、東京都の感染者数は944人確認したと発表されました。1000人以上になるのも時間の問題でしょう。自分や大切な人の命を守るためにも、どんな年末年始を過ごしたらいいか、改めて考えていきたいと思います。

具体的にどんな年末年始を過ごしたらいいか、おすすめの記事を紹介します。
29日の読売新聞朝刊「年末年始 感染にご用心」です。いつも3紙を読み比べていますが、一番わかりやすく、細やかな記事だと思いました。

記事の上部には、さまざまな場面を取り上げて、感染リスクが高いか、低いか、4段階に分かれて説明しています。

29日読売新聞朝刊9面(特別面)「年末年始 感染にご用心」より

下には、感染対策として、自宅、帰省、交通、忘年会・新年会、初詣、それぞれでどんなことに気を付けるべきか書いてありました。自宅では、帰宅時に丁寧な手洗いだけでなく、スマホをよく拭くこと、帰省時には、高齢者がいれば室内でも会話の際はマスク着用、などが述べられています。

手洗いやうがい、こまめに消毒することは、さんざん実行してきましたが、いつ感染爆発が起きても誰が感染してもおかしくない状況で、改めて感染対策を振り返る必要があると強く思いました。

また、記事には発熱などの症状が出たときの電話相談窓口の一覧表もありました。年末年始に、自宅や帰省先で発熱などの症状が出た場合は、まずは都道府県の電話相談窓口に連絡するそうです。万が一の場合に備えて、チェックしておいてもいいかもしれません。

私の周りには、コロナのことは気にしていても、どんなことに気を付けたらいいのか、正確に把握している人は意外に少ないように感じます。普段新聞やニュースを細かく見る習慣のない人も多いでしょう。そんな若い世代に届いたらいいなと思い、紹介しました。

27日には、53歳の立憲民主党の羽田雄一郎さんが亡くなりました。50代の感染者が死亡する割合は0.3%と低いものの、基礎疾患を抱えていると重症化リスクが高まるとされています。私の親も50代で、他人事とは思えませんでした。大切な人を守るためにも、自分の行動について、考えたいものです。

参考記事:

29日付読売新聞朝刊東京12版9面(特別面)「年末年始 感染にご用心」

30日付朝日新聞朝刊24面(特集)「コロナ下 細心の年越し」

30日付朝日新聞朝刊1面「マスクの年の瀬」

28日朝日新聞デジタル「『俺、肺炎かな』検査への車中急変、会話途切れ 羽田氏」