褒めれば伸びる?

16日の朝日新聞に「日本ぼめの快感」という記事が載っていました。最近の日本をほめるテレビ番組や書物について、ライターや精神科医などが批判しています。日本を過度に褒めたものが多く、テレビなどは、中韓の経済規模拡大によってプライドがなくなった日本人を優しく慰め、安心材料を提供しているという意見です。

そもそも、日本のプライドは低くなったのでしょうか。私は、むしろ若者は日本を好きになっていると感じます。しかも、日本の経済状況などマイナスな面も受け止めていると感じます。記事では、「日本ぼめ」の書物のターゲット層である50代の男女は、日本へのプライドがなくなっているとあります。しかし、「バブルを知らない若者」は、そもそも高すぎるプライドを持っていないのではないでしょうか。

海外留学の経験がある私の友人の多くは、日本の技術力の高さと、日本の清潔さなどを、身を持って感じて帰国します。同時に、何か日本に貢献したいと感じる学生が多いと感じます。

もちろん、ただ根拠もなく、「日本ぼめ」をしては意味がありません。技術力などで、常に日本は他国と競争をしながら、よりよい革新をする必要があるからです。

日本を好きな日本人が増えることはいいことなのではないでしょうか。「日本ほめ」も、悪い事ではないと思います。問題は、その根拠となるものがきちんとあるかどうか、です。褒めれば伸びる、とは、褒める部分があるからです。褒められるように、やるべきことはやればいいのではと考えます。

みなさんは、この風潮をどのように感じますか。日本、好きですか?

 

参考にした記事:6月16日付 朝日新聞朝刊(12版)オピニオン面「日本ぼめの快感」