予防は続くよ、どこまでも

緊急事態宣言の全面解除によって、少しずつ元の生活が戻りつつあります。しかし今までと同じという訳にはいきません。引き続き三密を意識する日々は続きそうです。コロナウイルスの影響を大きく受けた宗教の世界も例外ではありません。筆者は聖書の教えを土台とする高校に通っていました。当時足を運んでいた姪浜キリスト教会の鈴木牧人牧師に、教会のコロナ対策について電話でお話を聞きました。

4月から感染防止のため集まって礼拝を捧げることができずにいた、福岡市内にあるこの教会。明日から礼拝堂での礼拝を再開します。小部屋の利用は避け、人と人との距離が保てる礼拝堂を利用。来られる方には朝必ず体温を測ってもらい、体調が優れなければ出席を控えてもらうように呼びかけているとのこと。4月から始めた礼拝のライブ配信も当面の間継続することを決めました。

「インターネット礼拝は、自宅に居ながら聞けると大変喜ばれた。皆さんの体調に合わせて礼拝堂か自宅かを決めることができ、選択の幅が広がった」

感染予防に関してこれからも模索が続きます。

「これらは初めての試み。ただ自分自身が東日本大震災のとき福島にいたので、当時緊張感を持って礼拝を捧げた経験と重なる部分がある」

少し不安ではあるが、「顔と顔を合わせたい」。その思いから出来る限りの工夫を凝らします。

筆者が高校で使用していた聖書  心に残った聖句に線を引いている 30日筆者撮影

 

わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。希望はわたしたちを欺くことがありません。
(新約聖書ローマの信徒への手紙5章3節から5節)

これは筆者が最も好きな聖句の1つです。今の私たちにぴったりの言葉ではないでしょうか。コロナという名の苦難に耐え抜いた世界が、希望に満ちていること。誰しもがそう願っています。忍耐はいつまで続くのか。そのような不安が薄れ、コロナ禍の出口が見え始めた今こそ慎重にならなくてはなりません。北九州市では新たに26人の感染が確認され、恐れていた第2波が顔を覗かせています。緊急事態宣言が解除されたからと言って感染しないとは限りません。引き続き感染予防を。

 

参考記事:

29日付朝日新聞夕刊(東京3版)1面「離れて心寄せる」

30日付読売新聞朝刊(東京3版)3面「再流行兆し早期発見」