【特集】新型コロナだけでない 中国が抱える医療衛生問題

4月末現在も、世界各国で新型コロナウイルス感染症が拡大しています。感染者数は累計290万人を超えました。一方、発端となった中国では3月から感染者数がほとんど増えていません。第二波が発生している黒竜江省や遼寧省の一部地域を除き、ほとんどの都市で封鎖が解かれ、人の往来が戻ってきています。

ただ、中国は新型コロナ以外にも様々な公衆衛生上の問題を抱えています。先週、内モンゴル自治区の複数の都市でペストの感染者が発見されました。日本では90年以上前に根絶された病気ですが、中国内陸部ではほぼ毎年確認されています。昨年は人から人へ肺ペストが移る事例もありました。

結核も深刻な問題です。BCGワクチンを接種していない人が多くおり、毎年約80万人の新規感染者が報告されています。17年には湖南省のある高校で集団感染が発生しました。大学受験を控える時期に高校3年のクラスで事件が発覚したので、大ニュースになったようです。

日本にない動物の感染症も多く存在しています。狂犬病は毎年500人以上の死者を出しています。アフリカ豚コレラや十脚目虹ウイルスも流行しており、いつ突然変異を起こして人間に移るようになるか分かりません。地方に長期滞在する場合は、様々な病気に注意が必要でしょう。

感染症に関連して、中国の医療界は倫理の欠如という問題も抱えています。新唐人テレビや大紀元などの在米華人メディアによると、臓器売買が横行しています。ウイグル人や新興宗教の信者が謀殺され、共産党の幹部やその家族に腎臓や肝臓などが移植されているとの報道があります。国連人権理事会で議題に取り上げられたこともあり、その信憑性は高いように思えます。

今回の新型コロナでも非人道的な医療行為が行われているという噂がネット上で流れています。回復の見込みが薄い重病人の救命治療は早々に断念され、患者が息絶える前に死体袋に包まれて火葬場に運ばれて行ったそうです。SNSにアップロードされた複数の目撃証言を聞きましたが、何かの間違いであって欲しいものです。

中国は世界の誰もが認める経済大国ですが、医療分野は先進国の水準に到達していません。Covid-19を克服できたとしても、根本的な改善が進まない限り、香港風邪やSARS、今回のようなパンデミックは繰り返されるのではないでしょうか。

 

参考記事:

朝日新聞、日本経済新聞、読売新聞 新型肺炎流行 関連記事

 

参考資料:

東京大学医科学研究所 アジア感染症研究拠点「中国感染症情報」

https://www.rcaid.jp/news/essay.html

 

プレジデントオンライン「IT先進国になっても感染病は防げない中国の“決定的な弱点”」

https://president.jp/articles/-/32576

特集記事 編集部ブログ