女子大生、(仮)主婦になって気づいたこと

 

気がつけばあらたにすに記事を書き始めて一年が経とうとしています。去年の今頃は韓国に留学をしており、異国での執筆活動でした。そして先月から東京に。地元に帰省し数か月を過ごした後、上京しました。

さて先月中旬から始まった東京暮らし。留学以前も住んでいたので都会にこれといってワクワクすることはないのですが、ひとつ変わったことがあります。それは一人暮らしではなくなったということです。筆者には下に三つ子の弟がいます。この春3人とも高校を卒業し、東京に出てくるというので4人で暮らすことになりました。中学高校と寮生活だった筆者にとって弟と一緒に暮らすのは実に10年ぶり。同居生活を楽しみにしていました。

しかし、いざ始まってみるとどうでしょう。一人暮らしとは比べようにならない程忙しい日々が待っていました。早朝から朝ご飯の準備にお弁当作り。終わったと思ったら洗濯物を干して、食器を洗う。時間があれば掃除機をかけたり、風呂やトイレを掃除したり…。午後からは夕飯の準備も待っています。正直これほど大変だとは思ってもいませんでした。女子大生と主婦を兼業している気分です。今はまだ時間に余裕があるからいいですが、大学の授業が始まるといったいどうやって暮らしていけばいいのやら。頭を悩ませています。

しかし、悪いことばかりではありません。まず弟たちが積極的に家事に参加するようになりました。実家にいると母親が言うまでやらなかったのが、「今日は俺が米炊いとくよ」と自分から一言。また筆者は社会問題について自らの問題として考えられるようになってきました。家族や周囲の意識改革がなくては女性の社会進出は難しいものだとも痛感しました。

コロナウイルスについても見方が変わりました。例えば本日の朝日新聞朝刊。声欄に30代の女性が投稿していました。タイトルは「ネットで買えず 子連れで店へ」。感染拡大でネットで買えていたものが手に入らなくなったことから、女性は一歳の赤ちゃんを連れて外に買い物に行くように。子供連れに批判的な目があると聞くなかでやむを得ない事情もあるのだと理解してほしいとの内容でした。

午前中スーパーに買い出しに行ったところ偶然にもレジで目の前に並んでいたのは赤ちゃんを抱えた女性でした。今日も愛媛で0歳児の感染が確認されているなかで、どうやったらお母さんや子供たちを守れるのか。筆者もまじめに考えなければなりません。

買い溜めも肯定できるものではありませんが、家族のために毎日ご飯を作らないといけない主婦にとって「食」がいかに大切なものなのか学びました。一人暮らしだと「一日くらい食べなくてもいいか」となりますが、守らなくてはならない人がいると意識が変わります。

筆者の東京暮らしはスタートしてまだ3週間しか経っていません。しかし、そんな短期間でもこれほどの学びがあるとは思いませんでした。これからどれだけ忙しくなるのかわかりませんが、その中で得たことは無駄にしないようにします。

 

参考記事:

4月3日朝日新聞朝刊(14版)オピニオン面声欄