2018年4月からおよそ2年間、あらたにすメンバーとして記事を執筆してきた。数えてみたところ、この投稿で65本目となる。 あらたにすでは学生メンバーが毎月シフトを決め、一人につき月2、3回の執筆担当日があてがわれる。朝日…
投稿者: S I
9年目、女川で見たこと。
編集部ブログ宮城県牡鹿郡女川町は、9年前の東日本大震災で未曾有の被害が出た自治体の一つである。3月11日に女川町を襲った津波の高さは14.1m。死者611名、行方不明者261名。震災後に人口流出が加速し、震災前年に10,051人を数…
コロナウイルス 日韓応酬 失望しかない
編集部ブログまもなく、韓国への自由な渡航ができなくなる。韓国外交部は6日、日本人に認めている90日間のビザ免除措置と、発行済みのビザの効力停止を発表した。日本政府が5日に打ち出した中韓両国からの入国制限強化措置に対する、事実上の対抗…
KATARIBEが受け継ぐバトン
編集部ブログ22日から24日にかけて、故郷の宮城県に帰省し、東京から来た他大学の後輩たちと共に東日本大震災の被災地を回った。沿岸部の各地で遺族の話を聞き、大川小学校(石巻市)、仙石線旧野蒜駅(東松島市)、気仙沼向洋高校(気仙沼市)な…
映画「パラサイト」にスプーンを載せる人々
編集部ブログ韓国映画「パラサイト 半地下の家族(原題:기생충〈寄生虫〉)」が米アカデミー賞で4冠を達成してから一週間が経つ。興行通信社が発表したこの週末(15、16日)の全国映画動員ランキングでは、公開6週目にして初めて1位を記録し…
「宝箱」消えた山形
編集部ブログ先月27日、山形市の百貨店「大沼」が自己破産した。創業は1700年で、松坂屋(1611年創業)、三越(同1673年)に次ぐ日本で3番目に歴史のある老舗百貨店だった。経営悪化から昨年より地元実業家の支援を受けながら経営再建…
五輪は復興の一区切りではない
編集部ブログ東京五輪開催までついに半年を切った。もはや日常生活を送る中で五輪・パラリンピックの関連情報を避けるのは難しい。新聞もテレビも関連ニュースや広告が溢れている。地下鉄に乗れば車内広告やドア上部のモニターに。エンブレムに至って…
「持続可能な社会へ」 何か忘れていないか
編集部ブログ2010年の元日、アナログ放送が映る箱型のテレビで「ゆく年くる年」を見ていた。自宅で迎えるいつも通りの年越し。「平成22年を迎えました」とアナウンサーが溌剌とした声で伝える。隣にいる兄は携帯電話でメールの送受信を繰り返し…
破格の韓国便 チャンスは今
編集部ブログ師走も半ばを過ぎ、いよいよ新年を迎える。筆者は最近、手帳を新調した。役目を終えた2019年の手帳を読み返すと、今年も各地へ足を運んだことが分かる。そこで気が付いた。3月に留学先から帰国して以降、計5回も渡韓していた。5、…
犠牲の子 教訓のために生まれたのではない
編集部ブログ「一番安全で安心できるはずの学校で、未来ある子どもたちの尊い命が失われる事故を招いてしまった」。1日、宮城県石巻市の河北総合センターで開かれた大川小学校の遺族説明会で、亀山紘市長が遺族に向かって頭を下げた。東日本大震災か…