私の地元は、田んぼや川、山に囲まれた自然豊かな場所でした。春には白つめくさで花冠を作り、梅雨にはカエルの合唱を聞き、夏には用水路でザリガニを捕まえ、秋にはトンボを追いかけていました。田植え体験やカカシ作りも地域の恒例行事…
創作か、パクリか ジブリ風AIイラストをめぐって
編集部ブログ何気なく使っている言葉を調べ直してみると、思わぬ発見があります。例えば「パクリ」という言葉。語源は“ぱくり”と口を開ける様子から来ており、剽窃や盗用を指す俗語として使われています。1925年の『現代用語辞典』には「かっぱ…
京都市バスの現状と課題
編集部ブログ「オーバーツーリズムと言えば?」と聞かれると、多くの人が京都を挙げるのではないでしょうか。実際、京都で学生生活を送る筆者も、市バスが満員で乗車できず、何本も見送ることになったり、遅延で予定していた時間に間に合わなかったり…
相互関税施行 厳しい交渉の舵取り
編集部ブログ交渉はサプライズから始まった。当日の朝にトランプ米大統領自らが交渉の場に出席すると、自身のSNSで発表したからだ。閣僚級の会議に、首脳が参加することは極めて異例である。 交渉前、私には1つ懸念があった。それは、2月に行わ…
フランスの「和食」って実際どう?
編集部ブログ2013年、「和食」が世界無形遺産に登録されました。それ以降、日本の代表的な文化として「食」は世界に広がりを見せています。私の住む京都では外国人観光客が多く見られ、駅ビルに入っているラーメンストリートや日本食レストランは…
大阪・関西万博に期待すること
編集部ブログ2025年4月15日、大阪・関西万博を訪れました。入場まで3時間待ちとの報道もありましたが、開幕から3日目の平日、15分ほどで手荷物検査をクリア、スムーズに入場することができました。万博初日の入場者数は11万9千人、この…
「共通の敵」は本当に不正義なのか 映画「ウィキッド」から米国DEI廃止政策と世界の分断を考える
編集部ブログ先日、アカデミー賞のあらゆる部門にノミネートされた映画「ウィキッド ふたりの魔女」を観ました。実力派俳優シンシア・エリヴォと、世界的ポップスターアリアナ・グランデの歌声に圧倒される、素晴らしい作品でした。 名作小説「オズ…
いよいよ開幕 街で見かける万博の形跡
編集部ブログ12日、大阪・関西万博の開会式が大阪湾の人口島・夢洲(大阪市此花区)の会場で開かれました。日本と海外の158か国・地域、7国際機関が参加しています。13日に開幕し、10月13日まで184日間にわたる祭典です。 1851年…
AI時代に問う 人間は技術とどう向き合うべきか
編集部ブログ近年、人工知能(AI)の技術が飛躍的に発展しており、私たちの暮らしを根本から変えつつあります。こうした状況の下で、アメリカではAIに関する政策をめぐり、開発を加速させるべきだと主張する「加速派」と、人類への影響を考慮して…
進むデジタル化 一元化が生み出すもの
編集部ブログ祖父母とふと立ち寄った飲食店、お昼時で大勢の人が並んでいました。列に並んでいると、お店の方に手渡されたのはQRコードが印字された紙。QRコードを読み取って注文する方式で、スマートフォンを持っていない祖父母は『(筆者が)お…