皆さん、最後に紙とペンを使って文字を書いたのはいつですか。
「ご無沙汰です。」という人も少なくないのではないでしょうか。
私も最近はパソコンでの文字入力ばかりで、ペンを持つのはほぼテスト時のみです。
文房具は一生にわたってお世話になるものです。
幼稚園の頃はクレヨンや画用紙。小学生になると鉛筆やノートを使います。中学生や高校生になると、シャープペンシルが主流になり、ルーズリーフを使う人もでてきます。中高生の頃に流行した筆記具といえば、Campusノートです。様々な模様やキャラクターがデザインされたものが売られ、ロゴ部分が空白になった「自分でデコレーション」出来るノートも人気でした。
どの年代の方もそれぞれ思い入れのある文房具があるのではないでしょうか。
筆記具の国内市場規模は縮小傾向にあります。少子高齢化やデジタル機器の普及で使用が減っているためです。そのため、国内文具メーカーを取り巻く状況は厳しく、生き残る方法を考えなくてはならない局面を迎えています。海外展開をより進めていく必要性に迫られているのです。
現状を受け、コクヨ、プラス、ぺんてるの三社が再編を巡って揺れています。現在、コクヨとぺんてるの提携交渉が進んでいます。
私は日本の文房具は「日本人らしさ」が凝縮されたものだと思います。より便利さを追求する細かい心配りやそれを実現する高い技術力が詰まっています。
提携を進めることで各社の弱点を補いあい、より便利な文房具を生み出していってほしいと思います。各社の戦略から目が離せません。
参考記事:
18日付 読売新聞朝刊(大阪13版)6面(関西経済)「文具3社 再編駆け引き」