あなたは、ストローを使いますか?

ファミリーレストランのドリンクバーで、ついストローを手に取ってしまう人が多いのではないでしょうか。ジュースはストローで飲みたい。口紅をコップにつけたくない。理由は様々ですが、これまでは当たり前の光景だったように感じます。私自身はその習慣がありませんでした。「ゴミになるから必要ない」と母から教えられていたからです。それが間違いではなかったと感じています。

ストローの原材料であるプラスチックが近年、大きな問題になっています。朝日新聞の夕刊にも解説がありました。プラスチックごみは、自然界で分解できないので、海に流れ込んだり、沿岸に打ち上げられたりします。その影響は、魚や鳥など多くの自然動物に及んでいます。

また、焼却で発生するダイオキシンや温室効果ガスは環境を損ないます。身の回りにはさまざまな使い捨てのプラスチック製品がありますが、まず使い捨ての象徴であるストローから使わないようにすることには大きな意義があります。

ストローのことが気になって、岡山県にあるストロー製造会社のシバセ工業に電話をしてみました。取材に応じてくれた玉石さんによれば、そもそもこんなにも定着したのは戦後であり、高度成長期にコカ・コーラやコーヒー飲料などを飲む習慣が定着した際に、あわせて普及したそうです。確かに、当時のカルピスの広告には、ストローでカルピスを飲む人の姿が描かれています。

いま、飲食店で使用をやめる動きが始まっています。先月からドリンクバーに置くのをやめた、大学近くのファミリーレストランでお話を聞いてきました。「ほとんどのお客さんがストローを使わずに飲んでいますね」と店員は言っていました。自然分解される植物由来のものも用意していますが、利用する人は予想していたよりも少なかったそうです。

飲み物を口にするときに、なくて困る人は意外に少ないのかもしれません。いつもの癖で手に取ろうとしたとき、少し考えてみませんか。

参考記事:

16日付 朝日新聞夕刊 (東京3版) 9面「もっと知りたい プラスチックごみ2」