ヒヤリハットしていませんか

猛スピードの自転車とぶつかりそうになり、ヒヤッとした経験を持つ人は多いだろう。

4日付読売新聞社会面の記事はこのような文章で始まりました。私は「あるある!」と相づちを打ちながらも、「私が猛スピードで走っていることはないだろうか?」と自分の行動を振り返りました。

全国の警察が、信号無視など自転車での道路交通法違反行為に対し、刑事処分の対象として交付した交通切符が2014年、7716件に上り、統計を取り始めた06年の約30倍に急増していたことが分かった。自転車の違反は従来、文書警告にとどめられることが多かったが、自転車が歩行者を負傷させる事故が増加傾向にあり、警察が厳しい姿勢を強めているためだ。

私は一昨年、運転免許を取りました。路上教習中に感じたのは自転車マナーの悪さ。急に路上に飛び出してきたり、無理な横断があったり、後ろから自動車が迫ってきていることに気付かず道路の真ん中を走り続けたり…。「ヒヤリハット」どころか「ゾクゾク」の連続でした。そのことを教官に話すと返ってきたのはこんな言葉。「車に乗ってはじめて、自転車のマナーの悪さに気付く人はとても多いんですよ。そんな人には、日頃の自分の自転車マナーも見直すように言っています。」たしかに振り返ってみると、私は不器用を自覚しているのでスマホ片手の運転はしていませんが、周りを気にせずビュンビュン走っていることはよくありました。こんなに危険だったのかと気付いてからは、安全運転を心がけています。

このような記事を見かけたとき、「被害者」だけでなく「加害者」になる可能性もあるということは、しっかりと心得ておくべきだと思います。大学生にとって身近な乗り物だからこそ、安全運転をもう一度、心に刻みたいところです。皆さんのヒヤリハット体験や安全運転にまつわるエピソードがあれば、ぜひお聞かせください。

 

参考にした記事:

4日付読売新聞朝刊(大阪14版)

1面「自転車「赤切符」急増7716件」

社会面「自転車 潜むリスク 上 信号無視「ええやろ」」