スマホ、使いこなせないとダメなの?

スマホの使い方について、改めて考えさせられる記事がありました。

今日の朝日新聞朝刊の特集「Reライフ」の「スマホ 使いこなしてる?」です。以前、北海道の養護学校で校長を務めていた男性が、生徒の日常を支えるためにスマホを活用してきたと書かれていました。

私の大学にも、障害があるため、テキストなどをタブレットで見ながら授業を受けている学生がいます。本来なら紙で出す提出物でもスマホを利用しているようです。まさに、できないこと、苦手なことを補うツールとして使われている例だと感じました。

この記事には、朝日新聞社が行った「あなたのスマホ活用法は?」というアンケート結果と回答者の声が載せられていました。スマホを持っていても、それを使いこなせているかは別のようです。

そこで、ふと自分は「使いこなせているか」を考えてみました。最低限、生活に困らない程度には使えていると思います。ですが、今話題の「TicTok」などは利用していないですし、生まれたときからパソコンや携帯は当たり前というデジタルネイティブ世代に属しているものの、最近の女子高生の流行にはついていけないと思ったりもします。

これから、スマホを使いこなせないと生活できない日はきっとやってきます。ですが、これがないと生活できなくなるというのでは、何とも寂しいと感じてしまうのです。SNS上で会話をするのと、実際に会って話すとでは大きく違います。今の時代、スマホに頼らない人間関係は希薄になっていると感じている人は少なからずいるのではないでしょうか。

私の親戚には、そもそもその使い方さえわからない人もいます。これからの時代、そういう人が取り残されないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。

記事によると、実際に使ってみると、思ったほど難しくないと感じる人が大半と書かれていました。何事も、まずチャレンジしてみることが大事です。これからますます必需品になるからこそ、使えないと困るのは事実です。ですが、何かできないことを補うツールであって、昔からある人と人との繋がりにまで利用しすぎるのはどうなのか。極端な考え方ですが、スマホがないと会話できないようなら、使いこなせなくてもいいのではとさえ感じています。

参考記事:11日付 朝日新聞朝刊 (12版) 27面 (リライフ) 「スマホ 使いこなしてる?」