東京五輪の見通しまだまだ…

2年後に開催される東京五輪。4年に1度のスポーツの祭典が日本で行われるということで、楽しみしている人は多いと思います。私もその一人です。ですが、それを迎える準備はどこまで進んでいるのでしょうか。

今日の読売新聞朝刊に、還暦を過ぎた女性がボランティアに応募したという話が掲載されていました。以前にも、他のスポーツ大会のスタッフ募集にも応じたことがあるといい、活発な方なのだと思います。

ですが、今回のボランティアの労働条件が過酷であることを忘れてはいけないと思います。1日8時間から10時間の参加が求められることや宿泊費の自己負担などです。いくら、活発な女性でも、夏の炎天下の中、長時間活動することに問題はないのでしょうか。健康に影響はないのかと考えてしまいます。

私が通う中央大学では、学生専用のページで大会ボランティアへの応募を呼び掛けています。私は、2020年に社会人になるため、応募は考えていません。加えて、知り合いの後輩でボランティアに参加しようとしている人はいません。無給で働くことに意味はないと考える人が多いように感じています。

還暦の女性が参加されると知り、大学生など、若い人にも興味をもってほしいと思い始めました。若者の方が健康上のリスクも少ないからです。さらには、就職活動にその経験が生きるかもしれません。

大学生としては、無給でも働きたいと思う女性に脱帽です。

もう一つ、気になる記事を見つけました。日経新聞によると、聖火リレーのルートが決まっていないというのです。多くの市町村が誘致を求めるあまり、決めかねていると言います。まだまだ、課題は山積みです。

オリンピックまであと628日。すべての人が楽しむことができる大会になってほしいと思います。

参考記事:今日付 読売新聞朝刊(12版)17面(くらし)「2020年東京 母がボランティアに応募」
同日付 日本経済新聞朝刊(14版)39面(社会)「聖火リレー 回り切れない!」